煮干し中華そば 麺屋 熱翔で濃厚煮干し中華そば(浅草)
浅草の新仲見世商店街から一本南に入ったところにラーメン屋がオープンしていた。以前はダイニングバーがあったところだ。2階にはもんじゃ焼きのぽんぽこが入っている。
開店祝いの花がたくさん飾られているが、ラーメン屋や製麺所からの花がなかった。ちょっと不思議だ。
メニューは煮干しがメインだ。醤油と塩、それに濃厚と辛味噌がある。新店なのでオーソドックスなメニューからいっておくべきなのだろうが、濃厚の誘惑に負けて「濃厚煮干し中華そば 味玉入り」(880円)の食券を購入。
サイドメニューは唐揚げセットや鶏餃子なんかもあった。お酒もラーメン屋としては充実していて、おつまみ3点盛りなどもある。夜は軽く飲めるお店なのだろう。
卓上の調味料を見ているとラーメンがやってきた。美しいビジュアル。生たまねぎがトッピングされているとなんだか嬉しい。
スープはまず煮干し。その後に少しの脂っぽさと鶏がやってくる。濃厚というのは煮干しベースに鶏白湯のスープを合わせているということのようだ。強烈な煮干しという感じではないが、トータルとしては濃厚といっていいスープになっている。
麺はパツ系の中細ストレート。煮干し系といえばという感じではある。スープを邪魔せずにしっかりと絡んでくれる。
豚バラチャーシューと味玉は意外にさっぱりしていて、濃厚スープと合わせるとなるともう少ししっかりした味付けでもよかったかも。
卓上には味変アイテムが充実している。
せっかくなので「煮干し粉」と「自家製辛味」を入れてみる。煮干し粉のほうは少し風味がアップするという程度だが、「自家製辛味」はよかった。
辣油ベースということで、少し甘みもありながらしっかりと辛い。匙で5杯ほど入れるとちょうどよい辛さで、脂っぽさもすっきりした。
そういえば浅草にしては珍しく外国人向けの英語、中国語メニューがなかった。いろいろと戦略はあるのだろうが、浅草のラーメン屋さんには長続きしてほしい。通常の煮干しも食べてみたいので、また来ようと思う。