Tomboで醤油の旨味ソバ(吉祥寺・井の頭公園)
店主さんは地雷原系列で8年間修業し、満を持してオープンしたこちらのお店は開店時から話題沸騰。オープンから1年以上経ち、すでに大人気店になっているのに、ようやく来ることができた。いやあ、こちら方面はなかなか頻繁には行けない。
吉祥寺駅から井の頭通りを下り、なんとか開店前に到着。先客は数名ほどで一回転目にははいれそう。時間ちょうどに開店し、まずは食券を購入。やはり醤油が食べたいと「味玉醤油の旨味ソバ」(930円)を注文することにした。
カウンター中央に座り、厨房での丁寧な調理を見学しつつ暫し待ってラーメンが到着。
具材が均等に配置され、鶏油がきらきらと光っている。チャーシューの存在感もすごい。
まずはスープからいただく。ベースは動物系で、それに煮干しや節の魚介が加わり、さらにしっかりと醤油が香る。基本的にはとてもすっきりとしたスープだ。
麺は三河屋製麺の細ストレート麺。
この麺がとても良い硬さ、噛みごたえ、そしてしなやかさがある。すすったときの食感が気持ちいい。ぷっつり切れるという感じではなくて、しっかり口の中で味わうタイプ。スープとのバランスもすばらしい。
チャーシューは豚バラ肉。
すっきりしたスープに対して、しっかりと主張してくる肉感がある。脂も多めで、おつまみに食べてもいいくらい。
味玉も見事な半熟具合である。とても手間がかかっていることを感じさせてくれる。
厨房を見ていても一杯ずつスープを小鍋で温めていたり、湯切りをゆっくり丁寧にやっていたりと、効率化よりも一杯ごとのクオリティを考えた工程をとっているように感じる。細かいこだわりや丁寧な調理法が一体となってすばらしいバランスのラーメンになっているのだなと感じた。とてもいいラーメンを食べた。