初代葱寅で中華蕎麦しょうゆ（新御茶ノ水・小川町・淡路町）
今月オープンしたラーメン店。葱などの野菜を栽培している会社である「ねぎびとカンパニー」が運営元となっている。社長の名前が寅（本名はつよしと読むらしい）なので葱寅なのだろう。
ちなみに飲食店としては本社のある山形県天童市に「寅ちゃん餃子」というお店を展開しているらしく、ということは餃子もおいしいのだろうかと期待したのだが、17時30分以降の提供とのこと。残念。
昼時に着いたために先客が2名。が、どんどん割り込まれていつの間にやら後ろのほうに。こういうときに何も言えない自分が悲しい。
ようやく順番がきて店員さんに促されて入店。レジで注文して先に会計をするようだ。
塩と迷った結果。「味玉しょうゆ蕎麦」（900円）を注文。それから気になった「葱飯」（300円）を追加してしまった。がんばって食べよう。
カウンターに座ると厨房の男性店員さんからボソッと「こんにちは」と声をかけられる。それが僕にいわれたのかどうかわからなくて、「え、あ、はい、こんにちは」とめちゃくちゃきょどってしまった。
二人体制で丁寧にラーメンを作られる様を見学しながら待つ。スープに麺が入り、トッピング。一番最後に噂の葱を中央にのせてラーメンが完成。
スープは利尻昆布、広島県産牡蠣、鯛煮干し、国産牛アキレスなどとあり、かなり豪華。ただかなり油の香りがしっかりしていて、出汁の風味は少し弱め。醤油なのか油なのかはわからないがちょっと甘めで癖になる味だ。
麺は細ストレート。ここまで細いのは珍しい気がする。それでもしっかり張りがあり、スープ絡みもよい。くちゃっとした食感もなくてすすりやすい麺だ。
「途中でしぼってください」と柚子が出てきた。しぼって果汁を入れると、油が弱まって爽やかな出汁の風味が出てきた。
チャーシューはトロトロで柔らかくておいしい。味玉や穂先メンマなど、具材も丁寧に作られている印象を受ける。
そして葱飯。かなり胡椒がきいたご飯で、それ以外の味は薄め。人参やほぐしチャーシューなどもはいっている。葱のシャキシャキ感を楽しめるような仕立てになっているようだ。
後半は少し味が薄いなと感じたのでスープを入れると、胡椒とスープがいい塩梅になって楽しめた。量がかなり多くて、最後のほうは苦しかったがなんとか完食。
塩も気になるし、餃子も食べたい。次は夜に来よう。
