麺屋時茂で鶏白湯ラーメン醤油(スカイツリー・押上)
草加に本店がある時茂がスカイツリーにできたと聞いてやってきた。
入口に男性店員さんがおり、丁寧に説明をしてくれる。いまのところメニューはまだ鶏白湯ベースに醤油と塩の2種類のみのようだが、今後はメニューやトッピングも増やしていくとのこと。本店とは違うコンセプトをいろいろと試しているというようなことをおっしゃっていた。
「鶏白湯ラーメン醤油」(850円)に煮玉子(100円)をトッピングして注文。満席だったために券売機横におかれた椅子でしばし待つ。店内はなぜかエアコンがあまりきいていなくて汗が流れ出るほどの暑さだった。エアコン自体はあったので故障中だったのかもしれない。
10分ほどでカウンターに着席。開店して一週間も経っていないはずだが既に常連さんのように店員さんと親しく話しているお客さんがちらほら。調理しているのが愛想のよいお姉さんたちだったというのもあるのかもしれない。
10分ほどでラーメンがやってきた。そのお姉さんから
「スープが冷めやすくなるので、中央の玉ねぎは少しずつ崩してください」
との注意がある。承知いたしました。
ほうれんそうが入っているということもあって、見た目は家系ような印象ではあるが味は鶏がしっかりと出ている。スープはかなりとろみがあって濃厚。凝縮された旨味を感じることができる。
入口に小櫻製麺の立札があったので麺はそちらのものだろう。中太ストレートでもっちりとしたタイプ。スープ絡みはよいが、粘りがあまりなく歯切れがいいので食べやすい。
チャーシューは低温調理の豚と薄切りの鶏の2種類。どちらも粘度のあるスープをタレのように浸して食べるように設計されているよう。
煮玉子もそれほど濃い味付けではないので、すべてがスープの濃厚さを際立たせている。
本当にスープが後引くおいしさでほぼ全部飲み干してしまった。味変に魚粉やにんにくなども用意されているので最後まで飽きることなく楽しめる。
本店には行ったことがないが見た感じではかなり雰囲気が違いそうなので、フランチャイズかも。今後は東京で店舗が広がっていくかもしれない。店員さんが非常に丁寧で、かつフレンドリーな接客をされていたのでこの地域で根付くラーメン屋になるんじゃないかと思う。