ラーメン海鳴 福岡空港店でとんこつラーメン(福岡県・福岡空港)
福岡の知人がおすすめしていたラーメン海鳴は中洲にもあったのだけれど、行列がすごくて入れなかった。遅い時間になるほど行列が伸びていくのは中洲だからだったのか。
福岡空港でお土産に明太子と通りもんを購入し、あとは東京に帰るだけとなったときに海鳴があることに気付いた。中洲で食べられなかったラーメンを食べるチャンスだ。出発まで30分ほどしかないが、10分で食べれば間に合うだろうと店に向かう。
そこはラーメン滑走路というラーメン屋が集まった通りになっていた。つじ田や凪も入っているのはなんだか釈然としなかったが、それはそれ。帰り際に博多ラーメンが食べられる場所があるのはすばらしい。
午前中だったが海鳴だけに行列がついている。やはり人気店のようだ。
入口すぐの券売機でメニューをチェック。おすすめしてくれた知人はラーメンジェノバがおいしいと言っていて、めちゃくちゃそれ食べたかったのだけれど、まずはオーソドックスな一杯を食べておかなければいけないと「とんこつラーメン玉子入り」(810円)にした。
豚骨ラーメンのはずだがスープの色が博多ラーメンとは少し違うような気がする。なんとなく灰色がかったくすんだ色をしている。そしてスープの口当たりがとてもまろやかである。口の中に絡みつくようなクリーミーさがあるからより濃厚に感じる。
麺は細麺でかなり柔らかめ。こんなに柔らかい博多ラーメンもあるのかと驚いた。これはこれでスープが絡んでおいしい。白髪ねぎがさっぱりしていてスープに合う。
チャーシューや玉子はシンプルな仕立て。このあたりの具材のシンプルさは博多ラーメンらしさなのかしら。にんにくで味変するなどして完食。
空港に出店するくらいチェーン店化していくと味も工業化していくものかと思ったが、これまでの博多ラーメンとは少し違ったものでよかった。本当はお店のおすすめである魚介豚骨を食べておくべきだったのだけど、博多だしという気持ちになってしまった。次に福岡に来る際はチャレンジしようと思う。
これで福岡のおいしいもの巡りは終了である。おいしくないものが一つもなかったんじゃないかというほど、満足している。ありがとう福岡。