紅葉屋でくるみうどん(青梅・御嶽)
知人から山に登ろうといわれて、かまわんよと電車を乗り継ぎ、2時間くらいかけてたどり着いた場所は御岳山。
はじめて聞いた。ティーシャーツにジーパーンで気合を入れて登ったらものの数十分で山頂である神社に到着してしまい、これじゃあ物足りんと隣の山へ向かったら割と険しくて泣きながら帰ってくるというやつをやる。
結局3時間くらいたっぷり山登りをしてしまって、へとへとになって神社の参道に戻ってきた。見つけた蕎麦屋で遅めの昼食いただくことにする。
なかなか人気のお店で店内は満席、数組が並んでいるという状況だ。有名なお店なのかしらとメニューを見ると「くるみそば」というものがある。なるほど、こういうユニークなメニューがあるというのはいいね。お店を選ぶ理由になる。蕎麦ではなくうどんにすることもできる。うどんは抹茶入りで緑色の麺になっている。こっちのほうがユニークやん。ええやん。
ということで10分ほど待って入店し、「くるみうどん」(1,080円)を注文した。周囲の方はがんがんにビールを飲んでいたが、あっという間に寝そうだったので自重する。
くるみうどんはつけ汁がくるみになっている。確かにくるみの風味があってまろやかではある。それほど濃厚ではなくてさらっとしている。胡麻のつゆはよくあるので、発想としてはそれと同じだろう。多少の違いはあれども、基本的には同じ方向性の味わいである。
抹茶入りといううどんはそれほど太くなくて角切りになっている。くるみつゆともしっかり絡むが、どちらも風味強めでなかなか複雑な味になっている。量は少なめなのであっという間に食べ終わった。
それにしてもの山の空気と山の水があればご飯はおいしくなるなあ。普段はほとんど家から出ない生活をしているので、たまに自然と触れ合うのはいいことだとあらためて思う。若い頃はそんなこと思いもしなかったのに。加齢による変化を実感するようになってきた。ハッとしてグッときますね。