拉麺阿修羅で胡麻つけ麺(千葉県・船橋)
船橋ではもう老舗の域に達しているラーメン屋さんがあって、それが胡麻ラーメンというものをやっているらしいと聞いてやってきた。駅からはかなり歩くので地元人気があるのだろうか。ご当地ラーメンみたいな位置づけなのかしら。
外にある券売機で「あじ玉胡麻つけ麺」(870円)の食券を購入。
つけ麺にしたのはなんとなくである。席に座り、ふと前にある卓上POPスタンドを見ると、「阿修羅のこころ」というものがあった。
ラーメンのこだわりなんかを書いてあるものなのかと思ったら、「コインパーキングを利用した方には100円サービス」と書いてあって、地元密着感があるなと思う。
つけ麺がやってきた。
見た目は鶏白湯のような茶色いスープ。確かに胡麻の香りはただよってくる。
レンゲにすくって少し飲んでみると、ああ、胡麻だ。まごうことなき胡麻である。酸味もある。つけ麺仕様なので濃厚になっており、スープというよりはタレといった印象が強い。
麺は全粒粉が入っている中細ストレート。
蕎麦のようでもあるから、スープが余計タレのように見える。スープ絡みはそれほどでもないのは、胡麻が濃厚すぎるからだろう。
チャーシューはつけ汁のなかに沈んで2枚はいっている。しっかり肉感があって食べごたえがある。味玉も味が染みていておいしい。
胡麻の濃厚さで麺はすすむ。ただ後半はちょっと飽きてしまった。もろもろ工夫はあるのだろうけれど、胡麻がすべてを飲みこんでしまっていてエースで4番感があった。もしかしたらラーメンがちょうどよかったのかもしれない。