立川マシマシ 5号店で冷やし中華(神保町)
立川マシマシは意欲的な冷やし中華をやっているというのは知っていたが、立川は自分のテリトリーからは遠く、指をくわえて眺めるばかりだったのだが、いつの間にか東京の東側にも一軒できていた。少し前までは二郎があった場所だと思うが、そこに居抜きで入っている。目の前にある用心棒の大行列を見つつ、悠々と並ばずに入店。
券売機の右のほうにあった「すごい冷やし中華」(950円)を注文。麺量は安定の少なめ200gで。隣に座られていた方もはじめての来店のようで店のシステムを店員さんに聞いていたのに、さらっと「全マシで」と頼んでいて、かっこいいなと思った。
そんなことを思っていると冷やし中華がやってきた。
これこれ。このタルタルソースが食べてみたかったんです。
トッピングは肉としょうがときゅうりだけのシンプルなもの。しょうがも冷やし中華としては珍しい。
タルタルをかきわけて麺を引っ張り出す。タルタルをかきわけることがあんまりない。当然バッチバチの麺で、それにタッルタルがベッチョベチョだからもはや暴力である。まあずるいよね。
肉がまた甘くていい。タルタルソースに甘辛いタレってもう極みじゃないですか?なんの極みかはちょっとわかんないんですけど。
ここまで暴力的なのでしょうがっていう優しさがトッピングされていて、やっぱり彼らも鬼ではないということが分かる。僕たちの身体を気遣ってくれている。二郎系ってそういうことなのかなと思う。ふとしたときに見せられる優しさで離れられないっていうか。
麺量を減らしたのでちょうどいい具合で完食できた。隣の方は全マシを僕よりも早く食べ終わって帰っていかれたので、やはりそうあるべきなのかなとも思うし、あまり深入りしてはいけないとも思う。