梵くらでタヒチアンバニラ&コンパスアッサム+金時みるく(宮城県・仙台)
仙台2日目。この日はランチに鰻をいただこうと計画していたのだが、起きるとそこそこな二日酔い。さらになぜだかまったく分からないが左の顎のあたりがめちゃくちゃに腫れている。なんだあこりゃあということで鰻は早々に諦める。
コンビニで胃薬を飲み、しばし休憩すると腫れがひいてきたので何か食べやすいものを食べにいこうと行動を開始した。調べると仙台にはとんでもないかき氷があるとのこと。しかもここからそんなに遠くない。とりあえず行ってみることに。
お店に着いて細い階段をのぼる。
ここで合っているのかと不安になりながら3階までのぼると待っている方が2名。もしかして整理券制ですかと尋ねると、
「そうですよ。きっとまだ整理券もらえますよ」
と教えてくださった。店員さんに整理券をいただけますかと尋ねると、1時間半後の時間が書かれた紙をくれた。これは困った。1時間後には知人と会う予定になっている。しかし整理券が出るほどのかき氷も食べたい。すぐさま友人に「いっしょにかき氷食べない?」と連絡を入れ、その後の予定をズラしてもらうことを了承してもらった。お手数かけます。
ちなみに整理券は瞬殺するみたいなのでもらえたのはラッキーだったようだ。
1時間半後、知人と落ち合い店に戻ると3階の店舗から2階まで行列ができていた。整理券があっても店内のお客さんが回転しなければ待つことになる。結局30分ほど待って座ることができた。
さて何を食べよう。僕らが少し迷っている素振りを見せると女将さんらしき方がメニューの説明をしてくれた。これがまた丁寧な説明で、しかもすべてのメニューに対して「最高」「食べたほうがいい」といった売り文句を織り交ぜてくるので、さらに迷ってしまった。正直に「迷うわー」というと、「そうだよねー」と返された。
散々迷った結果、「タヒチアンバニラ&コンパスアッサム+金時みるく」(3,380円)、知人が「カシスタヒチアンバニラみるく」(3,680円)を注文。小盛もあり100円引きとなるらしいが女将さんの「せっかくだしね!」という言葉で通常サイズでいただくことに。
やってきたかき氷は「お~」と声を出す大きさ。しかしこれ小盛らしい。女将さんが「間違えて小盛つくっちゃったんで作り直すね」といってくれたのだけれど、もったいないのでそのままいただくことにした。
上下で分かれていて、上がタヒチアンバニラみるく、下がアッサムになっている。このタヒチアンバニラが、なるほど、すばらしい。女将さんの説明によるととても貴重なものらしく、香りがいいとのこと。
氷の食感もすばらしく、口の中に入れるとほわっとシロップの風味が香り、すっと消えていくような氷。これはこのサイズでも食べられる。ただふんわりしている分、とけるスピードも早そう。
アッサムのほうはオトナな甘みがある。紅茶の風味がすごくいい。これはすごい。
中から小豆が出てきた。こちらの小豆も甘さは控えめで、すごく滑らかな食感。これも女将さんが「絶対トッピングしたほうがいい!」と言っていたもの。ここまで言い切られると信頼感すら出てくる。
知人のカシスはかなり酸味が強めでかき氷としてはかなり特殊な気がしたが、全体の甘さのバランスはすごくよかった。ちなみに皿にこぼれたシロップは後半になると女将さんが日本酒のように混ぜてくれる。豪快!
お会計は二人で7,000円!こんなかき氷はじめて食べた。満足感と経験値を手に入れて、足取りも軽く店を出た。きっと価値はある。また行きたい。