押上文庫で日本酒(押上)
近くの酒屋をのぞいたらおじいさま方のカラオケ大会が開かれていたのでそっと扉をとじる。さてどこに行こうかしらと暫し悩み、そういえば押上猫庫が近くにあったなと思い出す。夜は日本酒がメインのお店になっているという話だった気がする。お酒一杯だけいただきに行こうと入る。
23時を過ぎたあたりだったが、店主さんは快くテーブルに案内してくれた。
香りが強めのお酒でおすすめを聞いたところ茨城のお酒「水府自慢」の10号を出してくれた。
これがまたフルーティーで、しかしすっきりもしているという不思議な味。軽い酔っぱらいがいい気分になるには最高のお酒だ。
店主さんはピアノをひく方らしく、演奏会の案内をしてくれたり、猫の話をしたりして過ごす。店内にはグランドピアノもある。たまに落語なんかもやるらしい。
お店の中には猫はいないが、猫グッズやステキな酒器、器がたくさんある。雑多ではあるが猫好きにとってはなんだか楽しくなってしまうような空気感がある。ちょっとした博物館のようである。
酒の肴も充実しているし、きっとすばらしい器で出てくるのだろう。ちょっと一杯なんてもったいなかった。しっかり腰を据えて飲みにこようと思う。
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