鶏豚(トリトン)でつけ麺(曳舟)
なんだか「うおおおおお」という気分になって、動物系のつけ麺が食べたくなってこちらのお店へやってきた。よくわからないですね。すいません。
下調べもなくはじめて来たのだが、鶏豚という店名なので豚骨と鶏ガラベースだろうという予想である。入店するとやんちゃそうな店主さんがにこやかに迎えてくれた。いかにも動物系といった風貌だ。
時間は昼過ぎだったがテーブル席は満席で、ほとんどみんなガンガンに酒を飲んでいる。何かのサークルなのか揃いのTシャツを着た集団はすでに出来上がっているご様子。店主さんともフレンドリーそうだったので、常連さんの憩いの場になっているのだろうか。
コミュニケーションに難がある自分なので、とりあえずカウンターの一番端っこに座り気配を消す。ラーメンは醤油、塩、味噌と一通りすべてあるみたいだが、ここは初志貫徹でつけ麺を注文。
見た目は割とオーソドックスなつけ麺。
と思ったがつけ汁はかなりの油と背脂も。
これは動物系だろうと軽くすすってみると、鶏ガラ感が強めの醤油ベースなつけ汁だった。
ドロドロ系を想像していたが、シャバ系で中太縮れ麺との絡みはそれほどよくはない。ただ油多めということもあって口に入れたときの味のインパクトは強い。単純に塩味が強いということもあって、この日の味濃いもの食べたい欲は完全に満たされた。
チャーシューは脂多めの豚バラかな。柔らかくて食べやすい。
味玉はあまり特徴がなかった。
油と味の濃さが後を引いてさらっと完食。ひとりでラーメンを食べにきている客は僕くらいでちょっと場違い感はあったが、地元で愛されるお店なのだろう。テーブル席ではやはりがんがんに酒がすすんでいて、楽しいコミュニティがあるのだろうなと思った。少し遅めの時間に居酒屋として利用するのが正解かも。