iPhone Ⅹのポートレートモードで猫のかわいい写真を撮りたいのにあいつらすぐすりよってくる問題
先日散歩していたら愛用していたiPhone 6の電源が急に落ちた。よくあることだ。と思ったのだが電源を入れなおそうとして気が付いた。
radkoで聞いていたオードリーのオールナイトニッポンはイヤホンから流れ続けているのである。
つまり電源は落ちていないということだ。しかし画面は真っ暗。どういうことだと軽くパニックになったのだが、よく見ると薄っすらホーム画面が見える。つまり電源は落ちておらず、バックライトだけが消えている状態ということだ。
これは困った。ということでそのまま電車に乗って銀座に行き、Apple StoreでSimフリーのiPhone Ⅹを買った。南米系の店員に「おめでとう」と言われてハイタッチをした。15万円がなくなった。
iPhone Ⅹだ。これまでと違うポイントはいくつかあるのだろうが、猫といっしょに暮している身として気になるのはカメラの性能だ。当然共感いただけると思う。猫といっしょに暮らす人間は猫のかわいさを伝える義務があるのだ。
調べてみるとiPhone Ⅹにはポートレートモードというものがあるようだ。これを使えばまるで一眼レフのような写真が撮れるようだ。そりゃあいい。さっそく撮ろう。と、猫のすにちゃんにiPhoneをむけると、ひょいと立ち上がって近付いてくる。
こら、君はさっきまで寝ていただろう。普段は呼んでもこないくせに写真を撮ろうとすると近づいてくるのはいったいなんなんだ。
そう苦情をいってみてもすにちゃんは足にまとわりついてくる。こらあかん。やーめた。とiPhoneを置いてみる。こうやって油断させてシャッターチャンスをうかがう。すにちゃんはベンチで寝っ転がりだした。
ここからは根気がいる。すにちゃんが完全に油断するまでそっぽを向いて待つのだ。
何度か失敗してすにちゃんが僕の脛をかじったりしつつ、ようやく油断してくれたすにちゃんを写真におさめることができた。
なるほど、これがポートレートモードか。いい感じではないか。
別の日に撮った写真。米袋トンネルで遊ぶすにちゃん。
ちょっと離れて撮らないとピントがうまく合わないという難しさはあるがこのレベルの写真を手軽に撮れるのは楽しい。あとはやはり根気が必要だ。写真撮るのは諦めたよと猫に思わせる演技力なども重要になる。
猫のかわいい写真を撮るのは大変なのだ。