西浅草黒猫亭で苺クリームソーダ(浅草)
着物を着たことはないのだけれど、ここのところ着物の提案がいくつかあって、ほんならやったろうかなと着物を見に浅草へ行く。しかし小腹が空いた。そういえば着付けの先生をされている方がおすすめされたお店が西浅草にあったなと思い出し、行ってみることにした。
西浅草黒猫亭というこちらのお店は昭和モダンを謳っており、コンセプトを重視した喫茶店のようだ。カウンターの中にいらっしゃった女性店主さんもステキなお着物をお召しだし、ホールの男性店員さんもこれまたステキだ。
メニューは軽食とお酒。
店主さんはパティシエールということでケーキが有名だそう。ということで「あんチーズケーキ」をいただく。餡子はチーズに練りこまれていて、さっぱりとしている。酸味の中にほんのり甘さがあって、コーヒーに合いそう。
喫茶店といえばクリームソーダもいいなと思っていると、男性店員さんが「今日はイチゴのクリームソーダがありますよ」と教えてくれた。こちらには日替わりでたくさんの種類のクリームソーダがあるらしい。せっかくなのでイチゴをいただくことにした。
しっかりとイチゴの味。フルーツというかはシロップのような懐かしい味がする。クリームソーダはアイスとソーダを両方いっしょに楽しめるという最高の食べもので、小さい頃はサイババのビブーティーの如き奇跡だと思っていた。大人になっても変わらないものだ。
ちなみにこちらには「大人のクリームソーダ」という日本酒を使ったクリームソーダもあるようだ。それにしたらよかった。
クリームソーダをいただきながらゆっくり店内を見回すと、名前の通り黒猫がたくさんいる。店名は横溝正史の「黒猫亭事件」からとったらしい。いい雰囲気である。
お会計のときに着物についていろいろと教えていただいた。男性はとっても簡単らしい。ちゃんと着物を着ている方が、ハードルを下げてくれるのはありがたい。次は着物で来てくださいねと言われてしまったので、じゃあちょっくら勉強にしにいくか。