黒猫夜で正宗麻婆豆腐(赤坂見附)
赤坂は全然分からへんなあとブツブツ言いながら歩いていたら黒猫がいた。「黒猫夜」と書いて「くろねこや」と読ませるのかと思ったら、そのまま「くろねこよる」らしい。語呂の悪さがいいですね。
富士そばがあるビルの3階。エレベーターが開くともうお店でびっくりした。店内はほぼ満席で相当な人気店らしい。目の前には黒猫の提灯のようなものがぶらさがっている。
たまたま一席空いたということで少し待って入れてもらうことに。待っている間、男性用トイレに入ったら小便器が見たことのない小ささでそれも驚いた。こんな小さな便器を製造しているメーカーがあったのか。写真も撮ったけどのせるのはやめておきます。
テーブル席に案内されてお酒のメニューを見ると黄酒がずらりと並んでいる。中国酒はまったく詳しくないが、せっかくなので飲ませていただこう。全18種を飲める「超(スーパー)利き酒」というものもあったが、そんなに飲むと死んでしまいそうだったので、「3種利き酒」(900円)をお願いした。
お盆にのって琥珀色、ルビー色、黒の3種類のお酒がショットグラス程度やってきた。
いわゆる紹興酒なのだろうが、それぞれ個性があっておもしろい。中国にも何度かいって紹興酒を飲んだことがあるが、混ぜ物をして飲むお酒というイメージがあった。こうしてひとつずつ味わって飲むとおいしいものだなと思う。甘味と苦味があって、同じ醸造酒といえども日本酒とは全然違う。
料理は麻婆豆腐がおいしいと聞いて「正宗麻婆豆腐」と軽くおつまみを。
土鍋の中でぐつぐつしている麻婆豆腐は見るからに本格的だ。一口食べると山椒の辛さが口いっぱいに広がる。正宗ってそういうことだったっけと思いだした。
唐辛子系の辛さはそれほどでもないのでなんとか食べられる。あまり辛いのは苦手なのだけれどこれならおいしく食べられる。というか美味しい。あれ、これビール飲むべきだった?
そんなわけでビールを一杯いただいて満足。軽く飲む程度で入ってしまったが、他の料理も食べたかった。さすが赤坂。インターナショナル。