くら寿司で回転寿司(東向島)
何度かくら寿司にはチャレンジしたことがある。池袋や品川の店舗に飛び込みでいってみるも2時間待ちで断念。郊外の店舗ならといってみるもむしろ郊外のほうがファミリー層が多く駐車場に「3時間待ち」などと書いてあって諦めていた。とんでもない人気である。
そうこうしているとくら寿司の予約アプリなるものがあるということを知ってインストールしてみた。これを使えば空いている時間に予約をすることができるようだ。前日に予約を試みると昼の13時半頃の時間だけ空いていた。よし、ここだと予約。
そして翌日。指定の時間に店舗にいってみるととんでもない数の待ち客。こんなに広い待合室がある店がすごい。アプリで予約した際に表示される番号を店側が把握しているらしく、指定時間に合わせて呼び出してくれるシステムらしい。とはいえ席時間が限定されているわけでもないので多少の前後はあるようだ。今回は無事に指定の時間に呼んでもらえて、待ち時間5分で入店することができた。
さて念願のくら寿司である。念願というのは嘘をついた。いろいろなメニューやびっくらポンがあることは知っていたので怖いもの見たさ的な目的だったりする。
最初にしめ鯖を食べてみたのだがとても水っぽかったというのもあり、早々に飛び道具的メニューに狙いを切り替えた。
ということでまずは出汁たこ焼きである。タッチパネルで注文すると回転レーンにのったコーヒーカップがすっ飛んできた。まわりを見ると寿司が高速ですっ飛びまくっていて、とてもシュールである。
そのコーヒーカップをあけるとダシが入っていて、その中にたこ焼きが3個沈んでいる。
おそらく冷凍のたこ焼きをぶちこんだやつで、皮はしなしなだったが水分をすっている分まだそういうもんだと食べることができる。
続いてイベリコ豚の大とろを注文。こういうのだよ、100円寿司というのは。脂っぽいが味が濃くて最高だ。
季節限定らしきひらめ昆布〆などを食べていると5皿たまったのでびっくらポンに挑戦。
皿を突っ込むと自動的にモニターにミニゲームのような我慢がでてくる。唐突に野球がはじまり、悪魔っぽいやつが天使の投げた打ちごろの高めストレートをジャストミートしホームラン。これで敗北である。残念。
次の変わりものメニューは竹姫寿司という竹っぽい容器にはいったお寿司だ。竹っぽい容器にシャリとネタを入れているので通常の寿司を容器に入れるのと何が違うのかよくわからなかったが、プレスリリースによるとインスタ映えを狙った商品とのことである。うなたまという鰻と温玉が入った商品を食べてみた。
そしてまたいつの間にやら5皿たまっていてびっくらポンの開始。
今度はババ抜きだ。天使っぽいやつが最後の1枚をもって悪魔のトランプをひく。ひいたのはスペードのエース!おーーーーー!!!やったーーーーー!!!あたったーーーーーーーーー!!!
はい。
そして最後の締めに今回の目的である担々麺を注文。糖質オフ麺や麺抜きというメニューもあったが今回の通常のもので。
そして例のごとくレーンにのって担々麺がすっ飛んできた。
見た目には麺抜きのように見えるが箸でさらうと白っぽい麺がでてくる。さっそくいただくとツルッとした食感で少々違和感。伸びにくい麺を採用しているのだろうか。
麺はイマイチだったが、スープに関してはしっかりとしている。最近の大手メーカーによる開発力と工業化には目を見張るものがある。寿司屋の担々麺といえど侮れないのだ。
くら寿司の担々麺で検索すると、「くら寿司の担々麺は宇宙である」というような文言が散見されるが、今回は宇宙を感じることはできなかった。そのこころは担々麺のスープに寿司を放り込めば無限の可能性があるということらしいのだが、ちょっとそこまでする勇気も覚悟も持ち合わせていなかった。
最後にチョコレートケーキをいただく。十二分に満足した。
キワモノ系メニューはおいしかった。均一価格ということで高コストのネタについてはやはりレベルが落ちるが、そうでもないものに関してはしっかり食べられる。子どもたちにとっては最高の場所なんだろうなというのも分かる。ネタのクオリティではなくバラエティメニューを楽しむという目的であれば十分満足できる。
帰り際、あちらこちらからびっくらポンが当たったことに狂喜乱舞している子どもの叫び声が聞こえてくた。当たってよかったね。