浅草製麺所で担々つけ麺(浅草)
もう7~8年前に一度きて依頼、ひさしぶりに入ってみた。おつまみも充実しているし、夜も遅くまでやっているしで悪いお店ではないのだけれど、なんとなく弁慶やうりんぼに行ってしまうということを繰り返していた。この日は夜も遅くになんとなくラーメンが食べたくなったので、なんとなく入ってみることにしたのだ。なんとなく言い過ぎ。
店内はほとんど満席で割とにぎわっていた。カウンターに通されてメニューを見る。ひさしぶり過ぎてあまり覚えていなかったのだが、「担々つけ麺」がイチオシとあったのでそれにすることにした。麺は3種類選べるよう。唐辛子練りこみの赤麺、明日葉練りこみの緑麺もあったが、通常の白麺(850円)にした。
味玉をつまみにレモンサワーを飲みながら担々麺を待つ。
するとお客さんが入ってきた。空いている席が僕の隣だけだったのでそこに座るとすぐに煙草に火をつける。周囲を見るとほとんどのお客さんが煙草を吸っているし、お酒を飲んでいる。時間も時間だったので居酒屋感覚で利用されているお客さんがおおそうだ。締めにラーメンを食べるということだろう。そういった雰囲気が気になる方には夜はおすすめしない。
さて担々つけ麺。つけ汁はかなり濃厚でとろみがある。胡麻が強いクリーミーなスープで辛さはほとんどない。辛いほうがいいという人は赤麺を頼むか卓上調味料で調整ということだろう。
ただ夜に食べる濃厚なつけ麺というのは犯罪的なおいしさがる。シチュエーションの勝利だろう。レモンサワーを飲んでいるということもあって、なんだか雰囲気に飲まれてしまう。
麺は自家製麺だそうだ。
つるつるっとした麺で、風味はあまりないがモチ感は強い。つけ汁がどろっとしているので絡みもよい。つけ麺としてはオーソドックスだと思う。麺量はそれほど多くはないので締めのラーメンとしてもちょうどいい。
つけ麺はしっかりおいしい。地元の方には居酒屋として親しまれているのかもしれない。昔の僕にとってはそれが逆にラーメン屋として受け入れづらかったのかもしれない。ということを考えた。帰り道で煙草の匂いが消えてくれればいいなと思う。
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