カメヤでカレー番長(押上・向島)
向島散歩を楽しんでいたら主婦たちが吸い込まれていく場所がある。主婦だけでなく子どもたち、そして近くの学校で部活をしているのであろう学生さんたちがこぞってこの店に入っていく。いったいなんじゃと思って見ると、のぼりに焼きたてパンと書いてある。石窯パン工房だ。
中に入るとちょうどお昼時ということもあって活気がすごい。大量のパンをトレイにのせた方たちがずらりとレジに並んでいる。どんどんパンが買われるし、若いパン職人さんたちがどんどんパンを補充しているから焼きたてのパンにありつけるというわけだ。
こりゃあ負けてられんわいと年寄り根性を出し、僕もトレイにどんどんパンをのせていく。人気とあった明太子フィセルは最後の一個をゲット。
外にイートスペースもあったため、ハンバーガーを購入しそこで食べることに。クロワッサンやメロンパン、カレーパンとおいしそうなパンをとっていたら、あっという間にトレイがいっぱいになってしまったので、こんなもんじゃろうと試合終了。息を整えてレジに向かう。
レジはいまはやりの自動認識型。昨今の深刻な人手不足と賃金の高騰により、外国人労働者も増え、アルバイトへの教育が大きな課題になっている。特にパン屋に関してはパンの種類と形を覚えなければいけないという高いハードルがあったのだが、このテクノロジーはその問題をいっきに解消したわけである。こういった最新のものを導入し、効率化をはかるお店は従業員にも優しいのだろうととても好感がもてる。
テラス席に座って食べたハンバーガーはまだあったかくてとてもおいしかった。また来たいパン屋さんのひとつになった。