そういえば昔LINEスタンプ発売したのでどうなっているのか見てみよう
ちょうど一年前くらいにLINEクリエイターズスタンプという新しいプログラムが始まり、売上の50%を還元するという大盤振る舞いで、テレビで「LINEスタンプ長者」なる特集が組まれるなど大ブームとなったLINEスタンプですが、ブームにのっかっていざ作って申請してみると承認までに数か月を要し、承認されたころにはブームも落ち着きつつあるし、粗製乱造と言ってもいいぐらい訳のわからないスタンプができまくったせいで、1つあたりの売上は地に落ちていて、「聞いてたんとちがう!」と帽子を地面に投げつけた方も多かったのではないでしょうか。
僕もつくりました
僕が作った粗製乱造の一つがこれです。
LINEスタンプを作ったことがない方は驚かれるかもしれませんが、こんなのでも承認されるんです。すごいですね。これはうちの猫を鉛筆で書いただけという代物です。
【参考画像】うちの猫
かわいいですね。ほんものは。
売上はどうだったのか
このスタンプが承認され発売開始できたのは2014年11月15日でした。いまで約8か月経過しております。8か月間の売上を公開します。
合計3,662円!
すごいですね。Amazonで何か買えるかなと思って調べたら、3DSの「ドラちえ」(3,636円)は買えるけど「ドラかず」(3,672円)は買えない金額でした。へえ。
総ダウンロード数は?
毎月のレポートがあるので販売数も見ることができます。
3,662円の売上でダウンロード数は97回でした。1ダウンロードあたり37.7円です。これはiPhoneとAndroidで単価が違ったり、途中でLINEスタンプ自体の値段が変更になったりしたので、参考程度で。
ちなみに国の内訳は日本95、香港2でした。
意外と使ってもらえている?
ひさしぶりにLINEクリエイターズスタンプのマイページを開いたら、「統計情報」というものが追加されていました。これはスタンプの使用回数などの詳細が分かるようです。
僕のスタンプの使用回数はこんな感じ。
レポートが4/11時点のものからしかなかったので、そこから昨日までのデータになります。
送信:744回
受信:1,036回
これが多いか少ないかはよくわかりませんが、グラフを見る限り毎日誰かしらが僕のスタンプを送ったり、送られたりしているようで、なんだかすごいなあと思います。こんなヘタクソな絵をどんな会話の流れで使っているのだろう。不思議でなりません。
LINEスタンプはもう儲かりません
まとめるとLINEスタンプは儲かりません。いまひさしぶりにランキング見てきましたが、上位の方はなにかしらでネームバリューを持っている方ばかりだったので、素人がいきなり参入してもランキング上位にはなれず、そのまま埋もれていくのみだと思います。ランキング上位にあげるために、スタンプを買わせる業者なんかもいるみたいですが、一般の人がそこまでやるのは無理でしょう。
ただ自分で使いたいとか、うちの猫をスタンプにしたいとか、そういう理由で作ってみるのはアリだと思います。使ってくれる人がいるのはなんだかうれしいですしね。
こんなに絵心のない僕が3,662円なので、みなさんであれば6,450円ぐらいは稼げるんじゃないでしょうか。大逆転裁判を買いたいけどお金がない、という方はぜひチャレンジしてみてください。
ではまた。