幕張メッセ セントラルキャフェテリアでヒレカツカレー(海浜幕張)
幕張メッセ内はなかなかに食事が大変である。時間に余裕があれば外に出ればいいのだけれど、そうでない場合はもはや選択肢がなく、仕方がないので目についたほうの食堂で済ますことになる。
トレイを持ってカウンターで注文し、センターにあるレジでお会計をすれば席にたどりつけるシステムとなっている。注文せずにレジをすり抜けようとすると、「注文してください!」と怒られることになり、いい年したオジサンたちがガンガンに注意されているのはなんだか微笑ましい。
メニューはレストランにあるべきものは一通り揃っている。とはいえ、スピード勝負のお店なので基本的に外製品や作り置きが主になっている。そういった意味でクオリティへの期待値は低くなってしまうのは仕方ない。
そうなると自然と無難なものという思考に流れがちで、僕が選んだものはカレー。なぜかメニューに「ヒレカツカレー」しかなかったのでそれにした。価格は1,000円である。ちなみにこの1,000円がほとんど最安値で、他のメニューやサラダ、ドリンクなどをつけると2,000円程度が通常の予算になると思う。
さてカツカレーを受け取り、お会計を済ませ、ようやく席に座ることができた。ここまでたっぷり20分である。
ちなみに領収書はアルコールなどを提供するカウンターでもらう必要があり、そこにもらいに行くと思いっきりビールの泡ををぶっかけられたので注意していただきたい。スーツがビール臭くなりました。ちょっとおもしろかったからいいけど。
いい加減ヒレカツカレーについて書こう。
カレーは割と想像通りの味。のっぺりとはしつつもカレーであることには間違いないから、ちゃんと食べられる。正直なところカレーはレトルトだろうがスパイスカレーだろうが、そういうものとして食べるからいいのだ。大切なのは全体のバランスで、そういう意味ではカツにもう少し食べごたえがあればよかったなと思う。
おそらく揚げおきされる前提のメニューなので冷めても食べやすいようにという配慮がされているのだろう。肉がかなり柔らかく、歯で簡単にかみ切れるようになっている。鶏の胸肉に近い食感だ。カレーを食べる合間のアクセントとしてはこれでいいのかもしれないが、やはり価格からすると少し物足りない。
かなり混雑するので長居もできないので、とにかく腹を満たすといった目的になってしまう。致し方ない。でももう少し選択肢があればいいなあと思ったり。