手打うどん いわしやでひやあつ(青山一丁目)
西宮のうどん人気店である「いわしや」が東京の青山に2号店を出したということで行ってみることにした。
セルフ式の讃岐うどん店で、本店はかなり庶民的な店構えだ。そんなお店がなぜ東京に、しかも青山に、という素朴な疑問はありつつ、でもフランチャイズというわけでもないようなので何か志があったのだろう。
青山一丁目駅から直結の青山ビルの地下ということで、お昼時になるとビジネスマンの皆様が並ぶので、早めに行くことをおすすめします。
店内に入るとカウンターに揚げ物がおいてあり、その先にレジがあって注文するというオーソドックスなセルフスタイル。
なんとなくの雰囲気で「かき揚げ」(150円)と、ちょっと調子にのって「アナゴ」(250円)を皿にのせる。
うどんはいろいろと種類がある。讃岐うどんに慣れている方には常識なのかもしれないが、僕はメニュー表をちゃんと読まないと混乱したので、予習してから行ったほうがいいかもしれない。
特に「ひやあつ」「ひやかけ」「あつかけ」の違いはぱっと理解できなかった。
今回はメニュー表の一番先にあった「ひやあつ」(530円)を注文。「冷水で〆た麺に温かい出汁をかけたうどん」とのこと。合計930円はやりすぎだった気もする。
会計を済ませると番号の書かれたレシートを渡されるので、先に席をとって呼ばれるのを待つ。待ちは5分ほどだったが、セルフ式としてはちょっと遅いか。
薬味は座席の手前の台におかれているので、好きなだけ入れましょう。
さて、うどん。きれいなかけうどんである。
スープは透き通っていて照明が反射してきらきらしている。
その透明さから薄味を想像したのだが、一口飲んでみるといりこ出汁がドンッとくる。これはおいしい。
麺も〆てあるのでコシがしっかりしていて、硬さがある。つるみとしなやかさもあって、すいすいと食べてしまう。
かき揚げは少し小ぶりだが、野菜がたっぷり入っていて様々な味が楽しめる。ただやはり揚げおきされているので油っぽさはかなりある。
そして穴子はでかい。丼にのせるとはみ出すほど。こちらもおいしいのだが、衣がかなり油を吸っている。ガリガリと歯応えのある衣だったこともあり、天ぷら2つはやはりやりすぎだった。
温かいうどんにしたおかげで天ぷらを汁にひたして食べれば、油もそんなに気にならなくなった。それにしてもうどんと出汁がおいしい。東京でうどんを食べるときはぶっかけばかり食べていたけれど、出汁がしっかりおいしいうどんもいいものだなと思った。メニューもたくさんあるので、これは近いうちにまた来なければ。