喫茶室やすらぎで冷たい抹茶(静岡県・熱海・起雲閣)
なんとなく鈍行列車に乗って熱海まできたものの、特にすることもない。貫一お宮を見にいくと、浜辺にはパーティーピーポーたちと子ども連れの家族。少し違うなと思い、南へ下るとここ起雲閣があった。そろそろ暑さも限界だったので、とりあえず入ってみる。入口で団扇を渡され、パタパタを扇ぎながら館内を見てまわる。文豪にはあまり明るくないのだけれど、なかなかに楽しめた。
それにしても広い。なかなか終わらない。スケールを少々侮っていたようだ。少し足が疲れてきたなと思っていたら、喫茶室の文字が。これ幸いと飛び込んだのがこちらのやすらぎである。
メニューから冷たい抹茶と和菓子のセットを注文。500円と良心的な価格設定だ。
お昼過ぎだったせいか店内には僕だけ。せっかくなので窓際に座って庭園を眺める。アンティーク調のかわいいデザインが癒してくれる。
そしてやってきた抹茶の味はまったくわからない。ちゃんとした抹茶をほとんど飲んだことがないので、味の判断がつかない。そんなことはいい。冷たくておいしかったし、雰囲気もすばらしかった。起雲閣自体がとても楽しめる場所だったので、一息ついて余韻に浸れる場所があることがとても良かった。