カヤバベーカリーで酒に合うパン(日暮里)
よく自宅あたりから上野まで散歩をする。いわゆる谷根千あたりをブラブラを歩いたり、お正月は七福神の御朱印をもらうためにお寺を巡ったりもした。みなさんの頭に「なんて寂しいやつだ」という僕のパーソナルな情報をインプットしたところで、本題に入りたいのだけれど、このカヤバベーカリーがある一角が苦手だ。なんというか陽の雰囲気がすごい。
手前に谷中ビアホールがあって、中ではカップルや観光客が昼間っから笑顔でビールを飲んでいる。古民家を改造したのだろうという建物はそれだけで雰囲気があり、もはや観光地のようにカメラを向ける人たちで溢れている。それが僕のような寂しい人種には眩しくて、ここを通るだけで立ちくらみがしたものである。
しかし、先日知人からカヤバベーカリーのパンをいただいたらこれがまたうまい。特に惣菜系のパンがしゃれているのだけど、割とジャンクな味をさせていて、もはやおつまみなんじゃないかというほどであった。それから気になっていて、ついに自分で行ってみることにしたのだった。
ビールを飲んでいる人たちを極力見ないように下を向いて、奥へ進むとお店が見えてくる。ガラガラとドアを開けて入店すると、着物をきたお上品な奥様たちがパンを選んでいる。マジかよ。日常的に着物きるような人たちが来るような場所だったのか。完全に場違いである。とはいえせっかくここまできたので勇気を出す。
時間が昼過ぎだったのであまりパンが残っていなかったが、総菜系のパンを中心に物色。
トマトとモッツァレラのタルティーヌ(300円)
コンビーフじゃがぱん(250円)
クロックムッシュ(340円)
オレンジミルクティーブレッド(580円)
タンドリーチキン(330円)
を購入。明らかに買いすぎ。帰宅して夕食にする。
クロックムッシュが濃厚でおいしかった。
じゃがぱんは生地を噛みこむタイプでコンビーフの濃い味付けとよく合う。
ちびりと缶酎ハイなんて。パンで酒なんて太らないわけがないじゃないか。反省しろ自分。