中華そば 嘉一で中華そば 醤油味(宮城県・仙台)
知人と食事の予定があり仙台までやってきた。お盆を避けたくて予定を早め、平日に向かったにもかかわらず新幹線は満席。いやあ、ちょっと甘かった。むこう数時間の新幹線はすべて満席ということで、それならばと一番早い時間の立ち席を確保する。仙台は近い。1時間ちょっとの立ちくらいなんとでもなる。
午後、到着して目当ての鰻屋さんに向かうも「完売」の看板が。どどーん。またしても甘かった。仙台を舐めすぎている自分の認識を改めなければいけない。仙台さん、すいません。
あらためて検討し、こちらのラーメン店に向かった。お店に近づくも並びはなし。これはラッキーと店内に入ると、中での待たれている方が数名いらっしゃった。それでも昼時でこれはラッキーなのだろう。
券売機「中華そば 醤油味」(700円)の食券を購入し列に並ぶ。回転はスムーズで10分ほど待って席に座ることができた。
同時に着席した方の注文を聞くとみなさん「鶏皮」、もしくは鶏皮とご飯がセットになっている「Bセット」を選んでいる。鶏皮が目玉だったのか。しまった。しかし、夜に向けてお腹のキャパシティも温存しておきたい。ここはぐっと我慢である。
やってきたラーメンは非常にシンプル。さらっとした清湯スープにメンマと鶏チャーシュー、太めに切られた青ネギのみだ。スープからは鶏の良い香りがただよってくる。
鶏のみ出汁をとっているとのことだが、醤油と相まってコクのある濃厚さになっている。臭みもなくてすっきりしているから、すいすい飲めてしまう。表面は鶏油でしっかりと覆っていて、最後まで熱々で食べられた。
麺は中太縮れ麺。加水率高めでもちもちとした食感が特徴的。手揉み麺かしら、かなり粘りが強い。少しねちゃつくような部分もあって清湯スープに対しては主張が強いような気がした。
驚いたのは鶏チャーシューで、とにかく歯応えがある。しっかり噛みしめることで鶏の旨味がじんわりと出てくるスルメのような仕立てになっていて、ラーメンの具材としてははじめて食べる感覚だった。小さめのものが3切れだけだが、これで十分満足できる。
意外とメンマの味が濃くていいアクセントになっている。単調になりがちかと思ったが、熱々のスープのおかげもあって最後までおいしくいただくことができた。
東京にもなさそうな特徴あるラーメンを食べられてよかった。仙台、いいスタートがきれたぞ。
らーめん改で煮干つけ麺(蔵前)
らーめん改の2号店である「ビリケン」がオープン。初日に行ってきたのだが、そういえばしばらく本店に行ってなかったと思い出し、むりやり時間を作って行ってみることにした。
ひさしぶりになってしまった理由は人気が故の行列で、何度かチャレンジしようと思ったことはあったのだけれど長蛇の列に挫けてしまっていた。この日は気合を入れて開店30分前に店に行くと、既に一回転目では入れないほどの人が並んでいる。すごいな……。
行列の先頭のほうは有名なラーメンフリークの方が数名。限定麺が目当てのようだ。開店して一回転目の方々が入店し、しばらく店内で待機。開店後30分ほどで座ることができた。
「貝塩らーめん」は以前食べたので今回は「味玉煮干つけ麺」(920円)をいただくことにした。
10分ほど待って麺がはいった丼、つけ汁と置かれる。麺は全粒粉がはいったグレーの太麺で、つけ汁も濃厚な煮干し色とかなり暗めな配色。だけれども不思議と食欲をかきたてられるのは香りと、単純に煮干しが好きだからだろう。
これがまあおいしい。もっちりした麺に、濃厚でコクのある出汁ベースの煮干しが絡む。最近の煮干し系はすごく丁寧な仕事しているのだろう。えぐみはほとんど感じない。
濃厚スープのなかでもしっかい小麦が香る麺もすばらしい。濃厚煮干しはこれくらいガツンガツンぶつかっていてよいと思う。
低温調理チャーシューは柔らかく肉の旨味が味わえる。これに関しては煮干しスープではなく淡麗系で合わせたいなとは思う。
スープが麺によく絡むので食べ切った時点でほぼスープがなくなってしまった。ということでスープ割りはなしで。おいしい煮干しを食べたあとの多幸感に包まれてお店を出る。こうなってくると次も貝塩じゃなくて煮干し食べちゃいそう。
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