鎌倉パスタで牛肉と野菜のすき焼き風和風パスタ（錦糸町）
鎌倉パスタにきたのなんて10年ぶりくらいじゃないかしら。大学生くらいの頃はパスタを外で食べることがおしゃれな気がして五右衛門なんかによく行っていた。そのあとに生パスタブームが起こり、なんだかよくわからないまま生パスタを食べていた。いまや自らパスタを食べにいくなんてことがすっかりなくなってしまった。
鎌倉パスタにきたのは後輩が「すき焼きパスタうめーんすよー」と激烈に推されたからである。ほんとにそれだけ。人からおすすめされたものは基本的に食べてみたいということでやってきた。
メニューに「牛肉と野菜のすき焼き風和風パスタ」（税抜1,290円）があった。これだ。
ということで注文。それにしても鎌倉パスタってこんなファミレスみたいなお店になったんですね。店舗数も増えて、最近はパンの食べ放題なんかもやっているお店があるそうだ。イオンモールなんかの大きな商業施設の中によく入っている。
さてパスタがやってきた。なるほど、これはすき焼き風だ。もう味はあのすき焼きのまんま。甘めの醤油味に卵黄を絡ませて食べればそりゃあおいしい。
具材は牛肉とネギにエリンギ。たっぷり入っているのもいい。
肝心の生パスタはひさしぶりに食べたからか、こんな感じだったかないう印象。もっとモチモチしているものだと思っていた。形状はスパゲティなのでこんなものだったかもしれない。フェットチーネだったらもっともっちりしているのだろう。
なかなかボリュームもあってよかった。価格は少し高めに感じてしまうのは以前に比べて生パスタというものにそれほど価値を感じなくなってしまったからかもしれない。パスタに見る時代の変化。なんて。
満天トウキョーでにぼし油そば（押上・スカイツリー）
10月のはじめ頃、押上に油そば屋さんがオープンしたと聞いてはいたが、なかなか行けずに2週間ほど経ってようやく行くことができた。押上駅から四ツ目通りに出てオリジンの並び。以前は中国の方がやられていた豚骨ラーメン屋があった場所の跡地かしら。
なんだか押上っぽくないモダンな店構えである。入口はいって右にある券売機でメニューを確認。通常の「油そば」のほかに「辛油そば」がある。さらにその隣に「にぼし油そば」があった。煮干しだって！そんなの食べたいに決まっているだろう！ということで初めてなのに基本メニューではなく「にぼし油そば大」（850円）のボタンを押す。
親切なことにそれぞれのメニューに麺量が記載されている。並は120gとかなり少ないようなので大盛り180gで注文。ちなみに価格は同じ。特盛240gで100円アップ。さらに超特盛360g、てんこ盛り480g。さらにさらに鬼てんこ盛（1,000g）まであった。
卓上にはたくさんの味変アイテムが揃っている。胡椒やゴマまで含めると計10種類。卓上のメニュー表には「辣油と酢を2種類ずつ用意している」とあり、2×2で4通りの味を楽しむことができるとのこと。
そうこうしていると油そばがやってきた。煮干しのいい香りがする。店主さんに聞くとカタクチイワシの白口を使っているとのこと。「いいやつです！」とおっしゃっていました。
はじめての煮干し油そばではあったが想像以上に煮干しとこの醤油ベースの少し甘めのタレが合う。おいしいです。
麺は菅野製麺の縮れ太麺。当たり前だけれどタレの絡みがよく、もっちりとして噛み応えがあるのでタレの味をしっかりと味わえる。
チャーシューは分厚いのが一枚。直前にフライパンで両面が焼かれていてこんがり柔らかい。
味変アイテムはいろいろと迷いつつ、もうこのあとは帰るだけだしということで揚げにんにくと辛えび醤を投入。いっきにジャンクな味わいになっておいしい。その後は少しずつ酢やラー油をかけながらいろいろと好みを探ったり。
食べている途中に店主さんが煮干しどうですか話しかけてくれて、
「にぼし油そばは今日からなんです。お客さんが初です」
と教えてくれた。確かにTwitterを見るとちょうど入店したタイミングあたりで
「日本全国2億4000万の煮干しファンの方おまたせしました！只今より煮干し油そばの解禁です！」
とツイートされていた。こりゃあなんというラッキー。なかなか来れなくて出遅れたと思っていたが、まさか煮干し一番ノリにありつけるなんて。
食べ終わったあとに店主さんから「追い飯」（50円）をおすすめされたのでいただく。
チーズとおかかがあるが、煮干しには意外とチーズが合うとのこと。その言葉通り確かにチーズご飯がおいしい。味が少し物足りないときは卓上のタレで調整する。大盛りだけれど少しお腹には余裕があったのでこれでちょうどお腹いっぱいになった。
基本の油そばや辛油そばも食べなきゃなという思いがぐんぐんになってきたので、また近いうちに来ようと思う。
