やきとり伝次で焼鳥と肉味噌(押上・スカイツリー)
体がバッキバキになって動けなくなった日。こりゃいかんと健康ランドにいって朝から晩まで風呂にはいっていた。普段ほとんどやらないマッサージなんてものまでうけたし、サウナと水風呂の往復でほわーっとした。サウナで流れるドラマをぼーっと眺めたりなんかして、ドラマなんて数年ぶりに見たものだから、なんだか休んでいる気持ちになった。
そんなわけで頭がぽわぽわした状態で、さらにトリップしようと酒を飲むためにたまたま見つけた焼鳥屋に入ってみることにした。
スカイツリーのふもとにあるお店で、いかにも大衆居酒屋という感じ。観光地なので少しレトロに寄せている感じはあるが、雰囲気は好ましい。土曜日ということで外の席にまでお客さんがいっぱいで、この季節には気持ちよさそう。僕も外に座りたかったが、そちらは満席ということで店内のテーブルに座る。
とりあえずビールを注文。風呂上り、しかもサウナで体中の水分をとばしてきたところだ。危険な飲み方だけれど、これがおいしいんだから仕方がない。
店名に焼鳥と入っているが、焼きとんもある。とりあえず「たん刺し」(380円)と「肉味噌キャベきゅう」(480円)を注文。
このキャベツときゅうりにつける肉味噌がべらぼうにおいしかった。特別なものではないのだろうが、素朴な味でずっと食べられる。これだけでお酒が飲めそう。あまりにおいしくて店員さんに肉味噌だけ注文できないかと尋ねたら、店長さんらしき方がサービスで肉味噌を出してくれた。ありがとうございます。
串の注文はねぎま(1本180円)とかしら(1本120円)から。焼鳥は大山どり、焼きとんも芝浦直送朝挽き豚とこだわりがあるようだ。価格は下町にしてはお高めだけれど、肉は大きいしジューシーだから満足感はある。
ささみ(1本180円)、つくね(1本200円)もおいしかった。1本ずつ注文できるというのもいいことだと思う。ひとりでもいける店という選択肢になる。
お隣のお客さんが注文していて気になった「大山どり唐揚げ」(550円)を追加。気になった理由はタレがついていること。おろしポン酢かなと思ったら香味ダレのようなもので、これがなかなかおいしい。から揚げ自体ジューシーだし、タレで味変もできる。
てきとうに入ったお店だったが正解だった。お風呂上りのぽわんとした頭をさらにふわふわさせてくれた。完全休息日。たまにはいいな。
焼肉よしおかで焼肉(大阪府・高槻)
焼肉が食べたいという同行者と近くの焼肉屋に行くと定休日。仕方がないのでたまに使っていた別の店にいくと満席。当てがなくなってしまったので、てきとうに最近オープンした店に電話をかけて席を確保する。ちゃんと予約しないとダメですね。
ワインがウリの焼肉屋さんということでお高いのかしらと思っていたのだが、通常のお肉はそれほど高くない。むしろ肉質を考えればかなり良心的な価格設定だと思う。
とりあえずビールを飲みながら焼肉の定番どころを注文していく。お酒のあてには白菜キムチとチャンジャをいただく。
肉は上塩タン(950円)から。この質でこの量、950円はかなりお得なのではないだろうか。まあ、写真とはかなり違うが、それでも悪くない。十分に柔らかいし、同行者も満足している。
同行者からのリクエストで上ハラミ(900円)と上バラ(900円)を注文。彼はもう70歳を超えているのによくこんな脂の多いバラが食べられるなあと感心する。歯が悪いらしいので柔らかい脂のほうがいいのだろうか。ともかくおいしい、おいしいと食べていた。
僕はといえば脂に少しやられてしまったので、にんにくを追加。耐熱容器に入っているので、そのまま火にかける。ごま油が煮立ったくらいで鉄板からあげていただく。ほくほくしておいしい。
同行者はバラばかり食べていて、さらに追加していた。気が付けば熱燗なんて飲んでいて元気な70歳である。
ホルモンが食べたくてテッチャン(500円)を追加する。ステーキなんかはかなりお高いが、こういった価格抑えめのメニューもちゃんとあって良心的だなと思う。
お酒をたっぷり飲んだのである程度の金額を覚悟していたがお会計はかなり安かった。しかしながら、びっくりすることに僕たちがお店にはいって出るまで他に一組もお客さんが来なかった。個人的にはかなり満足したので不思議である。少しオシャレな雰囲気があるので、お高いイメージになってしまっているんじゃないだろうか。そうだとしたらもったいないなと思う。店長さんはとても気持ち良い接客をされる方だし、そのうち人気店になるんじゃないだろうか。