グッド タウン ドーナツであまいあまいドーナツ（原宿）

雨の原宿はグッドタウンではないけれど、ドーナツを食べればいつでもゴキゲンマンな若者たちはこぞってこの店に集まるのだろう。

まわりは若い女性か外国人だらけ。おじさんである僕に対しての店員さんからの俄かには信じがたい冷たい目線と無愛想な接客に耐えながらなんとか注文をこなす。なんでそんな思いまでして入ろうと思ったんだ。

注文したのはホワイトチョコレートとレモンクリーム。あとアイスアメリカーノ。ドーナツは一個400円という強気な価格設定。巨大だということもあるが、日本人の胃弱おじさんこと僕にはなかなかの試練である。本当になんで入ったんだ。

あとはお土産でドーナツを6個とクッキーを買ったらお会計が4000円をこえていて目を疑った。これが現実。

アメリカンな店内でドーナツをむさぼる。ホワイトチョコレートを素手でもってかぶりついたのだけれど、よく見ると周囲の方々は紙で包んで食べているし、店員さんもそう説明している。僕には一切なんの説明もなかったぞ。こんちきしょうと口の周りをベタベタにしながらむしゃむしゃ食べる。べらぼう甘いので、いっきに頭が沸騰しそうになるが、これがドーナツだ。

レモンクリームは思っていたよりも本格派の酸っぱさで思わずむせてしまった。その前にホワイトチョコレートを食べたところで完全にお腹が悲鳴をあげていたので、胃弱おじさんには1個が限界ということがわかった。若い方たちはたくさんのお友達とシェアをしながら食べればいいと思う。

ドーナツ自体は油っぽさもそれほど強くなく、生地もふわっとしていておいしかった。ただしトッピングなどは日本的ドーナツとはかけ離れているため、はじめはふうふうしながら食べたほうがよいかと思う。

ちなみにお土産はこんな感じ。

食べ終わっても雨はあがっておらず、持ち帰りの紙袋を濡らさないよう胸に抱えて駅まで走ったのだった。

Hanako (ハナコ) 2017年 8月10日号 No.1138[かき氷、・・・ときどきアイス。]

ドーナツ工房レポロで素朴でおいしいドーナツ（仙川）

前にも書いたような気がするが仙川というところはなんと良い街なのだろうか。なんというか心が豊かな人が住んでいる場所なんじゃないかと思う。このドーナツ工房レポロもそんな心の豊かな住人の方々が集い場所なのだろう。

所用があり到着したのは既に暗くなってからであったから、ドーナツも残り少なかった。せっかくだから7種類のドーナツをすべていただくことにした。プレーン、チョコレート、シナモン、豆乳、ピーナッツきなこクリーム、キャラメルいちじく、三種のナッツとヘーゼルナッツクリーム。

油をできるだけ吸わないような作り方をしているとのことと、甘さも控えめで優しい味わいだった。特に三種のナッツとヘーゼルナッツクリームがおいしい。このくらいゴリゴリの甘いドーナツでもなぜだか優しい。イーストドーナツなのでふんわりした食感もよい。自宅で猫を膝にのせてコーヒーを飲みながら食べたい。ミスタードーナツがドーナツだと聞いて育ってきたが、ようやく最近はドーナツに対する視野も広がってきた感じがある。

こんなドーナツ屋さんが近くにあったら子どもたちも上品に育つことだろう。やはり仙川、最強か。

【訳あり】生クリームケーキドーナツ30個（10個入×3）