パン樹 久遠で天狗ラスク(静岡県・熱海)
熱海駅の近くにあったパン屋さん。昼前頃に入ったのだけれど、ほとんどのパンが売り切れていた。人気のあるパン屋さんなのだろう。
なぜだか天狗ラスクが押されていて、このラスクは熱海駅の中のお土産屋さんにもおかれていたので名物なのかもしれない。
ちっちゃいあんぱんがたくさんある。すべて90円でかわいらしい。その中から口が開いていてめずらしかった、ごまごまあんパンというものを買ってみた。これがまたがっちりごまで、濃厚な餡。できたてということで、あんまんのようにほくほくと食べられた。
その他にもミニメロンパンを購入。こちらも90円でお財布に優しい。素朴な味で、少しクッキー生地は硬さがものたりなかったが、おいしかった。
そうこうしているとどんどん焼きあがったパンが出てくる。さつまいもなどが練りこまれたパンが出てきたときは、おばちゃんが2人組がいっきに買い占めていた。
せっかくなので僕も焼き立てのパンの中からクリームパンを購入。こちらも90円。すごい。フィリングの味は菓子っぽく、子どもがおいしく食べられそうなクリームで、地元の方に愛されているのだろうことが伝わるパン屋だった。
イートインも満席で、熱海でお昼ご飯に迷ったらここで食べてもいいかもしれない。
喫茶室やすらぎで冷たい抹茶(静岡県・熱海・起雲閣)
なんとなく鈍行列車に乗って熱海まできたものの、特にすることもない。貫一お宮を見にいくと、浜辺にはパーティーピーポーたちと子ども連れの家族。少し違うなと思い、南へ下るとここ起雲閣があった。そろそろ暑さも限界だったので、とりあえず入ってみる。入口で団扇を渡され、パタパタを扇ぎながら館内を見てまわる。文豪にはあまり明るくないのだけれど、なかなかに楽しめた。
それにしても広い。なかなか終わらない。スケールを少々侮っていたようだ。少し足が疲れてきたなと思っていたら、喫茶室の文字が。これ幸いと飛び込んだのがこちらのやすらぎである。
メニューから冷たい抹茶と和菓子のセットを注文。500円と良心的な価格設定だ。
お昼過ぎだったせいか店内には僕だけ。せっかくなので窓際に座って庭園を眺める。アンティーク調のかわいいデザインが癒してくれる。
そしてやってきた抹茶の味はまったくわからない。ちゃんとした抹茶をほとんど飲んだことがないので、味の判断がつかない。そんなことはいい。冷たくておいしかったし、雰囲気もすばらしかった。起雲閣自体がとても楽しめる場所だったので、一息ついて余韻に浸れる場所があることがとても良かった。