YAKINIKU FUTAGO 37West 17th Stで映える焼肉(新橋)
映える映えると噂になっているニューヨーク逆輸入焼肉店Futago。もともと大衆焼肉店であるふたごはどこにでもあるというイメージだった。生き残る人気店というのは新しいチャレンジをしているものなのだなと感じる。
個人的に焼肉は安くて美味いを重視したいのだが、地方の知人が東京にやってくるということでせっかくなら東京にしかなさそうなお店をと思い、こちらのお店を予約してみた次第。
さて、お店に到着してエレベータを抜けるとゴージャスなバーカウンターがあらわれる恐ろしい空間が広がっていた。そこから裏道のようなところを通り、スタッフオンリーと書かれた扉をあけると席があった。これも演出なのだろう。
今回はコースで予約。ワインのペアリングもあったが、あまりにもだったのでとりあえずビールで乾杯。
まずはAmuseから。The gardenとメニューに書かれている。そして出てきたのは石。
中身は石に見立てた海老しんじょうだった。
うっかり石も食べてしまいそうになるが、そこは店員さんが間違えないように優しく注意してくれた。トリュフが香る石だなんて、さっそくの映えっぷりである。
Appetizerはホワイトアスパラ、ホールキャベツ、海鮮タルタルの3種。
ナイフとフォークでいただく。ここまでで完全に焼肉屋であることを忘れる。
そうこうしていたらようやく焼肉がやってきた。本日の塩焼ということで極タン、ねぎタン、イベリコ、牛心だ。
ひとり一つトングがあるので自分で好きなように炙って焼けるのはありがたい。
タンはパイナップルが入ったレモン汁。イベリコ豚とハツは少し辛めのソースをつけていただく。
お肉はさすがのおいしさである。
続いてToday's Ippinと書かれたものがやってくる。メニューには「舌253×中風尾知る」と。このあたりからなぞなぞが始まるのだ。
うーんうーんと考えてみたところピンときた。「タン煮込みのテールスープなんじゃないの」と言ったところで、タイミングよく店員さんが料理を持ってきてくれて「その通りです」と答えを教えてくれた。
曰く、社長さんが関西出身だからこういったメニューにしているんですと軽く関西人をディスったことをいわれる。こわいこわい。
石焼に入ったタンにテールスープをその場で注いでくれる演出。中風は中華風ということでかなりしょっぱい味に仕上がっていた。
そしてメインイベント本日の厳選焼きである。その前に赤ワインに変更。
やってきたのはロールプレイングゲームで見るような宝箱。
中からは煙が噴き出している。
そしてあらわれたのはミスジ。
ここからは店員さんが焼いてくれる。レア目に焼き上げたミスジはかなりおいしい。
おろしポン酢、ガーリック、わさびでいただく。
本日のたれ焼きはまたもなぞなぞ「私もMo You who焼き」。なんとなくwhoがタレというのは分かったが、Youが分からず。肉とともに卵黄がやってきて気付く。黄身ってことね。
味が濃いので小さめのライスを持ってきてくれるので、滅多にやらないオンザライスで肉をいただく。
〆は「黒毛和牛舌舌男達」。これはすぐわかった。担々麺だ。
最後はデザート「94win」でこれも少し悩んで分かった。串カツだ。おそらくアイスだろうということも予想がついたから、この店にだいぶ慣れてきたのだろうと思う。
チョコレートソースをかけていただく。
食後のハーブティーも映える映える。
上海ジャスミンティーをいただいて一服。
エンターテインメント感ある演出でお客さんとは楽しめるし、十分に満足できる量と質だったと思う。壁に隠し扉みたいなものがあったり全体的になんだかエロかった。
オーナーズビーフ制度はなかなか手が出る価格ではなかったが、僕もおじさんになって若い子を口説くときには利用しよう。