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ドッチツカズ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


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韓国のこと書いたらちょっと反応があったので、いっこ忘れられないこと書く

前に韓国について書いたら少し反応があったので、もう一つだけ。

suni-chan.hatenadiary.jp


納得いかなかったこと

辛かったことや思い出を書きだすとキリがないので、ひとつ納得がいかなかったこと、というか自分の立場について悲しかったことがあって、それが今でも心の中で引っ掛かっているので、そのことについて書きたいと思う。

 

ある日の昼食、取引先の会社のメンバーと昼食を食べる機会があった。

メンバーは

  • 取引先の部長(50歳ぐらい)
  • 取引先の課長(30歳ぐらい)
  • 取引先の係長(20代)
  • 僕(当時、26歳だったかな)

 

の4人。

その会社はあるプロジェクトを一緒にすすめていて、協力会社のような関係ではあった。

 

韓国のご飯は知っている人も多いと思うが、前菜のような小鉢が無料で出てくる。どこの食堂でも2,3皿は出てくる。その日も座ると同時に店員がテーブルにがしゃがしゃと料理の入った小皿を置いた。

その中に生の唐辛子があった。韓国は辛いものが多いのだが、いきなり生の唐辛子というのは珍しい。するとその取引先の若手が訪ねてきた。

 

「唐辛子食べられますか?」

「いやあ、苦手なんですよね」

「食べてみてくださいよ。韓国人はみんな食べられますよ」

 

そういって、若い韓国人は生の唐辛子をボリボリと食べだした。

 

「でも、たまに辛いものがあって、それは韓国人でも辛いと感じます」

 

そんな脅しをしつつ、どうぞどうぞとすすめてくる。それにのっかり課長も「食べてみてください。僕だって食べられますよ」と言い、またバリバリと食べだす。こうなっては食べないわけにはいかない。普通の唐辛子でさえ苦手なのだけれど、これは外国人に対する一種の試練のようなものだ。

僕は意を決して唐辛子をバリッと一口食べた。やはり辛い。少し間を置いて舌が辛いことを認識しはじめる。辛い辛い。そして少し大げさに「辛いですよー」とおどけてみる。実際に辛いし。それを見て、取引先の人は笑っていた。

 

外国人が異国の文化に触れるというありきたりな笑いを一つ起こせたので、僕の役目としては十分だろう。ふと見ると部長は唐辛子を食べていない。ここはひとつフランクにすすめてみて、コミュニケーションを図ろうと考えた。

 

「部長さん、食べてないじゃないですかー。食べてくださいよー」

 

すると、課長がキッと真顔になり、

 

「部長は唐辛子が苦手なんです。部長に対して失礼ですよ!」

 

と。

 

僕はそれぐらいの存在だった

これが納得いかなかったことだ。取引先の僕が苦手といって断ったのにケラケラ笑ながら食べさせた人たちが、僕が苦手な人にすすめると「失礼だ」といって怒る。

まあ、つまり

「取引先の僕 < 自分の会社の部長」

という位置付けになっていたということだ。

 

韓国人の接待はすさまじい。一晩に何十万円もする宮廷料理に連れていってもらったこともある。しかし、そのときの僕は26歳の若造で、接待するに値しない人間だと思われていたのだ。

今でもあの時のことを思い出すと、もやもやした気持ちになる。

 

ではまた。