牛恋 神田店でひとり炙りユッケ(神田)
飲み会に呼ばれてこの店にやってきたわけだが、待てど暮らせど他の連中がやってこない。
ぼく、いじめられているのかな、と地面に指でまるを書いたり、生中を2杯とハイボールを飲んであぶりユッケとチャンジャを食べていたら、30分ほど遅れてみんなが到着。それなりにお腹もできあがってしまったので、その後の肉はそれほど食べられなかったことをお伝えしておきたい。
タンの盛り合わせは5種類のタンが一皿で楽しめて大変お得感がある。厚切りやタンスジも入っている。少しレア目に焼いたが、とても柔らかく弾力もあっておいしかった。
レバーは鮮度もよく、軽くあぶる程度で食べられる。ここで登場するのはもちろんゴマ油だ。さっと焼いて、レバーの味を楽しもう。
そして炙りロース。小さいごはんと卵黄もやってきたヤアヤアヤア。ご飯のうえにちゃっと焼いたロースをのせて、卵黄がくずす。肉と玉子は古から続くパートナーとして語り継がれているが、ここでもその相性の良さをいかんなく発揮し、お肉の甘みを存分に堪能することができる。ご飯はわりとどっちでもよかった。
最後にポン太店長に挨拶して退店。おいしかったよ、ポン太。じゃあまたな。
古屋旅館で会席料理(静岡県・熱海)
熱海の夜は古屋旅館に宿泊。料理がおいしいという評判のみで決めた宿ではあったが、やはり料理がおいしいといことでサービスもすばらしいし、お風呂もよかった。部屋にも露天風呂がついていて、満腹のお腹を減らすのに役立つ。
夕食は懐石料理。飲み物はせっかくなので地ビールを注文。
食前酒、先付からはじまる。モッツァレラチーズ、アボカド、トリュフなどにシャンパンゼリーというものがかかっている。なかなか甘く、独特な味だった。
前菜も凝っている。雲丹の煮こごりや南瓜とフォアグラなど、普段絶対に食べないような料理が並ぶところが旅館のよいところだ。
お吸い物にはがっつりと大きな松茸が入っていた。それにゼラチン状の膜のようなものがかかっている。見た目が美しい。
お造りは鯛やトロ、海老など。トロの脂は年齢的になかなか厳しいものがあったが、お酒はすすむ。
小さい器をあけると、雲丹がたっぷり。これはうれしい。
焚合せがあり、次はステーキ肉がどんとおかれる。ここらで一旦休憩したいと申し出る。次の料理はゆっくりめでお願いします。
ステーキ肉はこちらも脂がしっかりしているので、よく焼いて脂を少し落としてからいただく。塩もあったがポン酢のほうがさっぱりとしていて食べやすい。もちろん和牛で甘みがしっかりとあり、間違いのないおいしさ。
満腹具合はそれなりのレベルまで達していたが、うどん、胡麻豆腐を腹に入れる。旅館にくるといつも思う。自分が大食いだったらよかったのに、と。
そして焼き物。蒸しタラバ炙りである。ここで蟹が食べられるのはうれしい。さっと身をはがして一口でいただく。満腹だがうまい。
そして最後に蟹飯と赤出汁。最後までなんとか食べきることができた。
評判に違わずすばらしい食事だった。もうそこそこ良い年齢になってきたので、あまりアクティビティにこだわらず、旅館の食事で旅行の行き先を決めるというのも悪くないなと思う。そしてこの後はもう一度部屋の露天風呂に入り、ちびちび酒を飲むのだ。ああ、体に悪い。だがそれがいい。
ちなみに朝食はこちら。こんなに食べられるわけない。