主に浅草で食べたものを記録していくよ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


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韓国におけるビジネスなのかどうかはわからない話

昨日と今日と、本当に不愉快でいい加減な仕事をかまされたので愚痴がてら記録。

14日昨日

5月の新商品の生産がいよいよスタートするということで、商品やパッケージなどの印刷立会いに行かなければならなかった。立会う理由は印刷物が非常に特殊なものなので、主には色味を見る校正作業である。印刷物は2種類あって、ホイル紙を使ったものとノーマル紙を使ったもの。ところが、いま生産委託している工場(以下、A工場)はホイル紙を印刷する印刷機が無く、さらに別工場(以下、B工場)へ委託しなければならない。そのB工場がパジュという地域にあって、また遠い。うちの事務所はソウルの東の端っこにあるので1時間半はかかる。通常であれば色校正もA工場に任せたいのだけれど。

午後1時にパジュに到着。早速印刷を始める。ところがすぐに問題が発生。印刷した紙の一部にホワイトが入っていないのだ。すぐに分かるレベルで違和感がある。原因はすぐにわかった。フィルム自体にホワイトが入っていなかったのだ。フィルムを作ったのはA工場の担当者。最初は「元データにホワイトが入っていなかったからだ」と言っていたのだが、ボクが日本へ確認をとったところ元データには問題無し。すると担当者はだんだんと自分のミスだと認めだして、泣きそうな顔をしていた。しらんがな。結局、印刷することもできないのでフィルムを作り直して、翌日に印刷やり直しとなった。B工場には「ご迷惑をおかけしました。また明日お願いします」と頭を下げて帰る。往復3時間を無駄にした。

15日今日

朝からレンタカーをかりてB工場まで1時間半のドライブ。のところが渋滞に巻き込まれて2時間かかる。30分の遅刻で11時半到着。ところがA工場の担当者はさらに30分遅刻。仕方ないので先に印刷を始めることにした。フィルムは修正されていて、1時間でなんとか印刷が仕上がる。1枚目が。実はホイル紙への印刷は2種類あって、もう1つもやらなければならんのである。さっさと終わらせようと2枚目の試し刷りが始まった瞬間に異変が。昨日と全く同じ空気。今度は明らかに版ズレを起こしていた。版を直せばいいじゃないと思ったのだが、A工場の担当者が「私が昨日フィルムをいじってしまったからズレた」と言い出した。すいません、ちょっと意味がわかんないです。また顔面蒼白といった感じのA工場担当者。今から近くのフィルム工場を探して修正してくると言い出す。その間にはボクたちは商品を入れるピロー袋の色校正をしてきてくれ、と言う。いや、それはお前の仕事だろ。と言っても発売日がズレるのも困るので渋々ながら了承する。

ピロー袋の印刷工場はキョンギにあるという。や、ここは北朝鮮に程近いパジュですよね。キョンギはソウルよりさらに南ですよね。って2時間かけて16時に到着。シンナーのにおいに頭をやられて、30分ほどで監修を終了させる。さて戻ろうといったところでA工場の担当者から電話があり、「B工場を18時から使わせてもらえるので戻ってこい」とのこと。いや、無理だろ。ソウルを縦断するうえに、この時間は確実に渋滞している。なんとか急いで18時半にまたB工場に到着。既に印刷は始まっていてA工場の担当者が監修してくれと言う。

あ?

なんでここにホワイト入ってるんですか?B工場の人は「またか」と呆れて奥へ引っ込んでしまった。いや、絶対にここホワイト入らないとこでしょう。と言うとA工場の担当者はまたしても「いや、元のデータの通り作ったから、絶対に入っている」とのこと。また日本へ確認。元のデータにホワイトは入っていない。フィルムを見せてきて「ほら入っているだろう」と言われても、責任がどうとかではなくて、それで印刷できるわけないでしょうということでまたしても修正、仕切りなおし。ここでB工場がキレる。B工場は印刷の合間にボクたちの仕事を請け負ってくれていたわけで、昨日からこれで3度目の修正。そのたびに版を入れ替えたり、色味を見たりしたのに、全く水の泡。そら怒る。

B工場を出た駐車場でまたA工場の担当者が「俺のせいじゃない。元のデータが」とほざきだす。どっちでもいい。やんわりと「イラストレーターのver.の問題かもしんないですね」となだめると、「そうだ。今回のデータは前と違ったんだ。確認しろ」と言い出す。確認します。前と一緒です。「だって、だって」みたいなことを言い出してきたので、もうそんなことはどうでもよくて、こっちは完成図だって渡しているのにそれを確認もせずにフィルムを作って別工場に渡して印刷してからミスに気づくってことが問題なんですよ、ということをやんわり話す。なんでボクがそんなこと言わなきゃいけないんだ。こっちは泣きたいぐらいだよ。

製品サンプルの締め切りが19日でまだ印刷が終わっていない。19日ということは土日挟むので実質明日しか時間がない。しかもB工場さんが怒っちゃったので次のスケジュールが取れるかわかんない。絶望だよ。にもかかわらず、A工場さんは「確認しようとしても完成図は光っていないじゃないか。だからホイル紙の確認なんてできない」とまるで子供のようなことを言っている。問題はそこじゃないんだよ。

帰りの車の中で同僚に「昨日と今日で何時間無駄にしたかなあ」なんて話す。考えたくもねえよ。既に時間は20時半だった。そろそろ事務所に戻ろうかというところでA工場の担当者から電話。「やっぱり私のミスでした」だって。はは、もうなんでもいいよ。