無職についての考察
無職はどうやって暮らしているのか
僕はまだ日も浅い無職なので、無職はいったい何をして過ごしているのだろうということをインターネット様にお伺いをたて、参考にさせていただくことにしました。
すると、大半の無職が「あはは、無職だよ。あはは」と言って暮らしていることがわかりました。崇高な存在ですね。
大変参考にならないことがわかったわけなのですが、それもそのはず。インターネット界隈における無職たちは、プロ無職として無職を謳歌しており、一部の無職にいたっては「ファッション無職」として無職を売りにしたブログの記事の執筆、寄稿などで少なくない額の収入を得ているではありませんか。これじゃあ参考になるわけがない。
無職を考える
仕方がないので無職の在り方を自分で考えることにしました。
無職から連想される言葉で真っ先に思いつくのは「貧乏」ではないでしょうか。仕事がないのだからお金がない。自然の摂理ですね。
ではお金がない人は何をするのか。もうお分かりですね。
「猫と遊ぶ」
です。
そんなわけで猫とひとしきり遊んで暮らしたのですが、けっこうすぐ飽きました。そもそも猫とは無職じゃなくても遊んでいます。そこで無料で利用できる施設の代名詞、図書館に行くことにしました。僕は本が好きなので、無料で時間も潰せるし勉強もできて一石二鳥です。
図書館初体験
実は東京に出てきて図書館に行くのは初めてです。みなさん利用されているものなのでしょうか。Amazonですぐになんでも買える昨今。クリックするだけという便利さに負けて、なんでもかんでも購入していた過去の自分を省みます。
近くの図書館を調べると徒歩10分ぐらいのところにひとつありました。さっそく向かいましょう。
入館してまず貸出カードを作りました。ものの5分でできあがり。これで本だけでなく、CDやDVDも借りることができるそうです。図書館内には無線LANがあり、無料貸出PCもあります。なんとマンガもあります。すごい。垢抜けてないだけのネカフェじゃねえか。ということでさっそく気になる本を手に取り、机で読むことにしました。
ところが困ったことがおきました。学生の集団がやってきたのです。どうやら期末試験中のようで勉強をするようです。僕は未来ある若人を見ると発作が起きる病気を持っているので、ちょっとこれは困ったことになったぞ、と別のフロアに逃げ出しました。
少し奥まったコーナーに興味ある分野の本が並んでいたのでそちらにいきます。そこには机はなく、本棚の隙間にぽつんぽつんと椅子が置いてあるだけ。まあいいかと本を選んでいると、フロアの一番奥まった角にあるひとつの椅子に中学生の男女が重なるように座っていました。本を読むわけでもなく、ただ無言で座っているのです。
そんなの逃げるしかないじゃあないですか。逃げるしかないじゃあないですか。ああ、だから無職は図書館に行かないのか。無職のみなさんはどうやって暮らしているのですか。分からないまま今日も日が暮れて。
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今日の記事をご覧になっていただければお分かりになるように、これは「見出し」の練習のために書いたアレです。ではまた明日。