Vege Laboでデトックスサラダ（神田）
野菜を食べる。酒を飲まない。そんな強い意志を持って生きられたらと思う。自分は意志薄弱で優柔不断。すぐに低いほうに流れてしまうから、ついつい暴飲暴食。酩酊。後、嘔吐などを繰り返して生きてきた。そんなだから肌は荒れ、目の下にクマができ、切れ痔になってしまうのである。
そんな人たちにうってつけのお店が神田にできていた。神田の路地裏に唐突にあらわれたガラス張りのオシャレな空間。立地的には少々場違い感はあるが、神田のオアシスになるのであろうか。
入店すると陽気な店員さんが目をランランとさせてメニューを紹介してくれる。
ここはやはりサラダを食べようとおすすめを聞くと、「デトックスサラダ」とのこと。その日出会った新鮮野菜という副題がついており、これはもう頼むっきゃない、やるっきゃないという気持ちで注文。あとレインボーシュリンプサラダという海老のサラダも注文しておいた。
注文後は酒ではなくデトックスウォーターで体内を満たす。店員さんがガンガンに注いでくれるので、がぶがぶ飲んでレッツデトックスである。
そしてデトックスサラダことその日出会った野菜たちを抱えた店員さんがやってきた。ドレッシングはパクチーで作ったものらしい。
しまった。パクチーは苦手だ。そんな僕の心配を察してか、店員さんがランランの目で「うちのパクチードレッシングはパクチー嫌いの人でも食べられますから！絶対おいしいですから、騙されたと思って食べてみてください！おいしくなかったら返金します！」という。そこまで言われたら期待するじゃあないか。ということで食べてみると、がっつりパクチーで、やあパクチーだなあと思ったし、返金してくれるのかなと思った。しかしパクチーを克服する良いチャンスじゃないかと思い、とりあえず皿に盛っただけは食べてみた。パクチーを克服するのはまだまだ先になりそうだ。
レインボーシュリンプサラダは七色の野菜を店員さんがミックスしてくれる。テーブルで皿に盛りつけてくれて、そこに海老をのせてくれる。こちらもパクチーがふんだんに使われているが、店員さんが「絶対おいしんで！」と勇気づけてくれるので、パクチー嫌いな人も思い切って食べてみよう。
ちなみにこちらはハラミ丼である。やっぱりパクチー。
デトックスウォーターにデトックスサラダ、そしてパクチーを摂取して何かが浄化されたような気がする。心無しか目がいつもより開いている気がする。デトックスはいいものだ。今後もこちらの店にはどんどん通って解毒していく所存である。
ジャーで楽しむデトックスウォーター キレイをつくるおいしいレシピ
- 作者: Sachi,ポストメディア編集部
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/06/02
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天健でかき揚げ丼（浅草）
天丼を食べにいくのではなく、「かき揚げ」丼を食べにいく。なんだか特別な感じがする。前から入りたかったお店で、かき揚げがおいしいという情報は持っていたのだけれど、いつも混んでいるからなかなか入れなかった。この日は狙いをつけて早めに入店。先客は観光客らしきアジアの方のみ。
入口近くのカウンターに座って、ちらりとメニューを見る。しかしながら、注文するものは決まっている。かき揚げ丼ひとつというと、カウンターの中にいる職人さん二人が待ってましたとばかりに、天ぷらを揚げ始める。なんだかそわそわする。今日はなんだか暖かい日で、入口近くの席に座ってしまったものだから日差しが眩しい。少し暑いくらい。ジャケットを脱いでいすの背もたれにかける。そんなことをしながら早くできないかなと中をのぞき込んだり。
かき揚げがあがり丼にのせる姿は見えなかったが、職人さんの手の動きで丁寧な仕事ぶりは伝わる。そしてようやく丼がカウンターに置かれた。おうおう、これがあのかき揚げ丼か。がっつりはみ出しとるやないか。いいね。早く食べたい。
蓋をとり、さっそくかき揚げにかぶりつく。
かき揚げなのに食感が優しい。具材はイカが中心のようでぷりっとした歯ごたえと弾力が心地よい。不意に口に広がる海老の香りもすばらしい。
ご飯にもしっかりタレがついている。タレが多めなので油っこさもそれほどではなく、ご飯との一体感があるからどんどん食べてしまう。次から次へと口に放り込むから、がっついているように見られたことだろう。これはもしかしてタレがついていなくてもおいしいんじゃないか。ものの15分で食べきってしまった空の丼をじっと見る。次はタレのついていないかき揚げを食べにこよう。そうすればかき揚げの真理が見えるのではないだろうか。
