新潟ラーメンで濃厚背脂煮干し(池袋)
新潟ラーメンとは一体なんだということで、ラーメンの造詣を深めるために池袋へ。開店直後についたのだが、既に満席で一組待ち。話題になっているといのは聞いていたが、さすがの人気。
15分ほど待って入店。通常のものもあったが、やはり濃厚が気になり、「濃厚背脂煮干し」(800円)の食券を購入した。丼が到着して驚く。汁がほとんどないのだ。新潟ラーメンに対する予習をしてこなかったことに軽い後悔を覚える。
麺をレンゲでかきわけ、とりあえずスープを一口。これはすごい。しょっぱい。煮干しのことを忘れるくらいにはしょっぱい。どうやらそれを割りスープで調整しながら食べるらしい。そんな文化が新潟にはあるのか。
麺はぺろんとした平打ち麺。
スープが濃厚なので絡みはとてもよいのだが、そうなるとしょっぱさが先に立つ。こりゃあなかなか厳しいとスープをジョボジョボ追加。しかし、入れても入れてもしょっぱい。たまねぎは口を爽やかにしながら食べるという役割があるのだろうが、それもなかなか追いつかない。このしょっぱさは感動ものである。
新たなラーメンの文化に触れることができたのは今後の勉強になるだろう。良い経験だった。ただ初回は通常の「背脂煮干し」を注文することをおすすめする。
8番らーめんで野菜らーめん(富山県・越中中川)
北陸地方のソウルフードといわれている8番らーめん。食べてみたい食べたみたいと思っていたが、なかなか機会がなく諦めていたのだけれど、今夜お酒の力も手伝って高岡駅から2kmほど歩いてこちらの店舗に行ってみることにした。
食べたいと思っていながらあまり下調べをしていなかったのだけれど、スタンダードが「野菜らーめん」(604円)でスープの味は5種類から選べるとのこと。そんなに種類があったことにびっくりした。どれが人気かわからなかったので、もっとも推されていたように感じた味噌を食べてみることに。
野菜らーめんということでキャベツ、もやし、人参などがたっぷり入っている。雰囲気としてはちゃんぽんに近い感じを受ける。麺は太麺と書いてあったが、中太程度。コシは余りなかったが、つる味があり、食べやすい。スープとの絡みという面では弱いかなと思った。
味噌スープに関していえば、懐かしい味といった感じで、悪くいえばあまりコクがない。首都圏で流行っているような濃厚さはあまりなく、あっさりと食べられる昔ながらの味噌らーめんだった。
しかし店は22時頃だったのにも関わらず、男性客がどんどん入ってくる。メニューも豊富で油そば、冷やし中華、担々麺などなんでもある。お値段も安く、ファミリーでも入りやすい雰囲気がある。北陸で愛される理由がよく分かった。全メニューを制覇するべく今後も北陸に来た際は寄りたいと思う。