三政で焼鳥(神田)
神田の焼鳥の名店にはじめてお邪魔した。いつも混んでいて、何度か断られたことがあったので今回は事前に電話をして伺った。
お店に入るとすぐにお通しの玉ねぎと串が2本おかれる。
この串で食べるスタイルは確か新橋の「三政」でもあったな。あら、同じ店名。関係のある店舗なのかなと思って調べてみると、新橋のほうは「みつまさ」と読み、こちらは「さんまさ」と読むらしい。謎は深まるばかりである。
お酒は基本的に瓶ビールと酒の小瓶、あとは焼酎が一種類ぐらいしかない。お二人でまわしていて、かなりお忙しそうだったのですぐ出せるようなメニュー構成にしているようだ。というわけでとりあえずビールをいただく。
焼鳥についても忙しくて単品注文はできないらしく、おまかせの「おすすめ焼鳥コース」(1,500円)をお願いした。出てきたのはつくね、混合、シロ、ナンコツ、ピーマンの5種類。
とにかく肉が大きくてボリュームがある。肉質もよくてジューシーでしっかりと肉汁もでてくる。そして味付けは基本的には濃いめである。酒がすすむ内容になっている。つくねの塩っけはかなり強かった。
混合はおそらくモツ系を一本の串に刺したものだと思う。ハツやレバーなどが入っていた。一串なのに一口ごとに違う味、食感が楽しめるのはいい。焼きの強さによる噛み応えととタレの豪快さで満足感がある。
基本的にタレ皿と塩皿は据え置きでオヤジさんが焼いた串を持ってきてそこに置いていくというスタイル。いろいろなところを省略しておいしい串を焼いてくれているのだろうと思う。
お酒を3本ほどいただいたせいで、お会計はひとり3000円ちょっととなった。串5本で十分満足できるボリュームがあってこの価格は安いと思う。いつも神田サラリーマンで満席になるのも分かる。いいお店だ。