船橋屋で宇治金時白玉ミルクかき氷(三越前・新日本橋)
映画を見ることになりコレド室町に行ったのだが、映画までには少し時間がある。お昼時だからランチをしてもいいかもしれない。しかし同行者は必ず映画でポップコーンを購入するタイプのニンゲンだから、あまりお腹を膨らませるのはよろしくない。などと悩んでいたら甘味処を見つけた。
くず餅の船橋屋さんだ。テイクアウトのイメージがあったが、イートインもある。そしてメニューにはかき氷があったものだから、迷わず入店した。
外は土砂降りの雨である。気温も低い。かき氷を食べている人なんていなくて、みんなくず餅かところてんを食べている。そこにあらわれる巨大なかき氷。「宇治金時白玉ミルク」(1,400円)という完全武装のかき氷を注文してしまった。
お盆にはいろいろとのっている。中央には歪に盛られた氷が鎮座しており、その周囲に小豆白玉、抹茶シロップ、ミルク。そして背後には癒しのお茶が。
とりあえずシロップをかけるのだけれど、上部に突き出した氷が崩壊してお盆に落下する。こうなったら大胆に食べるしかない。
シロップをかけた部分を少しだけ食べてスペースを作る。そこに小豆と白玉をのせる。さらにミルクをかけていただく。
氷は薄めでふんわりしている。かき氷という山に平地を作り、そこに小豆をのせて食べるのを繰り返す。半分くらい食べたあたりでシロップをすべてかけてしまう。小豆ものっけてわっしゃわっしゃと食べる。
氷が薄いせいかかなりのスピードで溶けていくので焦って食べるのだが、後半はほとんど液状になってしまった。気温は低めなうえに半袖シャツだったせいで、ガタガタ震えながら食べ切った。
宇治金時はおいしかったのだけれど、少し季節を間違えた。温かいお茶が癒しだった。
お盆の上は激戦を物語るように抹茶シロップで濡れている。厳しい戦いだった。かき氷を食べる際は気温という条件を頭に入れる必要があることを学んだ。