ぴょんぴょん舎 Te-suで冷麺・Wカルビプレートセット（押上）
学生時代、焼肉店の厨房でアルバイトしていた。その店には冷麺が盛岡冷麺と韓国冷麺の2種類あり、その名称からなんとなく日本の冷麺と韓国の冷麺があるんだなあと思っていた。だが、よくよく調べてみると盛岡冷麺も韓国冷麺をアレンジして日本独自で発展した食べ物らしい。Wikipediaによると「ぴょんぴょん舎」が盛岡冷麺という名称を使用しだしたお店だそうだ。
冷麺と焼肉の親和性が高いのは理解していたが、盛岡冷麺のお店でなぜ韓国料理を出すのかが長年疑問だった。調べてみるとなるほど、韓国が発祥の料理なのだからそりゃあそうなりますね。
そんな中でもぴょんぴょん舎は冷麺がメインになっていて、冷麺ありきのセットメニューがあるのがすごい。焼肉が添え物のようだ。
調子に乗って「冷麺・Wカルビプレートセット」（1,780円）を注文。冷麺にサラダと焼肉、キムチ、ナムルなどがグリルされて鉄板で出てくる。お肉の量はそんなに多くなくて、お上品なボリュームだ。
メインの冷麺。夏らしくスイカが入っている。気温としては全然夏っぽくないけど。酸味のあるスープになんとなく懐かしさを覚える。水キムチが入っているので少しだけピリ辛だ。
麺は透明感のある丸麺。コシと弾力があって、ぐいっと伸びるような食感がある。しっかり噛み込んで食べる独特な麺だ。噛み切って咀嚼して麺を食べるというひさしぶりの感覚がある。
そういえば1年くらい仕事で韓国に住んだことがあるが、冷麺は必ず「水冷麺」（ムルレンミョン）を食べていたなあと思いだす。麺はハサミで切るのだが、食べにくいのが好きじゃなくて、必要以上に細かく切っていたら韓国人の同僚に笑われたことを思い出した。
ああ、なんだか思い出して涙が出てくるなあ。
