釜うでかしわ天ぶっかけ(浅草)
浅草でうどんを食べる機会がなかなかないのは、蕎麦ばかり食べているからだろうか。花やしきのすぐ隣、ひさご通りに入るところにあるでっかい看板のうどん屋さん。存在はもちろん知っていたのだが、なかなか入るタイミングなかった。
時間はすでに14時過ぎ。夕飯に響かないようにさくっと食べておきたい。なるほど、うどんがちょうどいいなと入ってみることにしたのだ。
入口はいってすぐ左に券売機がある。
おばちゃんに見守られながらメニューを見る。なんだか焦るな。うーん。レコメンデーションとあるこれにするかと、「かしわ天ぶっかけ」(560円)の食券を購入。おばちゃんに手渡すと
「あっちの見晴らしのいい席にどうぞ」
と左手奥の席を促される。ちゃんと水がおいてあった。
窓の外には花やしき通りがしっかりと見える。特等席じゃないすか。
10分ほどまってうどんがやってきた。
かしわ天が3枚のっている。タレを絡めてうどんをいただくと讃岐うどんらしいコシがある。とはいえ讃岐うどんは少し硬すぎるイメージがあって、こちらも個人的な好みとしては少し硬い。本場の讃岐うどんってのはこんなにも硬いのかしら、という疑問はありつつ、またいつか本場を食べにいこう。
かしわは食べやすく薄めにカットされている。ちゃんと揚げたてでサックリとした衣の食感としっとりとした鶏肉を味わえる。ボリュームはあるが、さっぱりと食べられるのでぶっかけにはちょうどよかった。
硬めの麺に手が痺れながらすぐに完食。なんだかんだ言ったが、やはり讃岐うどんはおいしい。と満足していたのだが、調べると出汁のこだわりも強いらしいじゃないか。「あつあつ」で食べてもよかったなあなんていまさらながら後悔する。イリコ出汁好きだったのに。ぶっかけもおいしかったからいいんだけど、なんとなく失敗した気持ち。