主に浅草で食べたものを記録していくよ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


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草月で黒松(東十条)

草月の前を通りかかると「本日黒松あります」の文字が。

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確か数年前にも同じようなことがあった。ラーメンを食べに行った帰りに駅に向かって歩いているとなにやら行列がある。そのときも黒松ありますと書いてあり、いったいなんだろうと列に並んだことがあった。この「黒松あります」は特別な感覚があって、もしかしたら一番引きのあるPOPなのかもしれない。

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ふらふらと吸い寄せられるように店内に入る。この日は外までの行列はなかったが、数人のお客さんが注文待ちをしていた。最後尾に並んでなんとなく注文して、箱詰めにされるのを眺め、気付けば京浜東北線にのっていた。

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岸朝子さんの「黒松はおいしゅうございます」という色紙が店内にあった。だからかどうかはわからないが、この黒松の上品さはすごい。手土産に持っていって東京のこと分かっている人ぶりたいものだ。

黒松自体はどら焼きとなっている。

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ただ見た目は全体に焼き色がついていないせいか、少し違った印象を受ける。黒糖と蜂蜜を使っているということで、一口食べると生地の甘さに驚く。口の中は黒糖の香りで満たされる。

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食感はしっとりとしている。歯切れがいいせいか生地がぼろっと落ちることもあって、やはり通常のどら焼きとは別物という感じだ。

生地が甘いためにあんこのインパクトは薄くなってしまうが、上品な甘さでバランスよく仕上がっている。ただ全体としてはかなり甘めなのでコーヒーと合わせると食べやすいと思う。