御菓子司むさしやで半熟どら焼き（千駄木）
半熟どら焼き目当てにバスに乗って谷中あたりまで。今日の用事がバスを乗り継いてどら焼きを買いに行くだけだなんて、どこのドラえもんだという感じではあるが、よろしいやないですかと独り言ちてお店に入る。
半熟どら焼きは人気商品ということで売り切れ御免。事前予約も可能なので、電話での取り置きをおすすめする。そもそも半熟どら焼きを焼く日が決まっていないようで、電話したときも「まあ、たぶん明日は焼くと思いますよ」程度のぼんやりした情報しかいただけなかったので博打感もある。
この日はちゃんとあって買うことができた。ひさしぶりに谷中銀座でもぶらぶらしてから帰ろうかとも思ったのだが、夏がやってきたと勘違いしそうな激烈の暑さのために退散。タイミングよくきたバスにのって帰宅した。滞在時間5分。
さっそく家でどら焼きをいただく。
半熟という言葉だけ聞くとなんだか特殊などら焼きのような想像をしてしまうが、生地がとろりということはない。ただ製法にこだわっているということで、生地はわざわざ別立てで作っているそう。そして空気を含ませて焼き上げるので生地の気泡が大きく、ふんわりとするらしい。
確かに食べてみるとふわっとした食感が特徴的。横から見ても高さがあって、生地のふくらみがよくわかる。そこに粒のしっかりとした小豆がサンドされているので、食感のコントラストが楽しめるというわけだ。
名前からするとハイカラな食べ物なのかと思ったら意外と正統派などら焼きでおいしかった。しばらくどら焼きについて勉強しよう。
