カムクラ ダイニングで小チャーシュー煮玉子ラーメン(恵比寿)
神座はたまに食べたくなるのだけれど、東京の店舗が一時期に比べてかなり減ってしまい、食べたいときは渋谷まで行っていた。学生時代から食べている味ということと、近しいラーメンが他にないということで懐かしくなるのだろう。
この日は恵比寿で所用があり、そんなに時間もなかったので近場で昼飯を済ませようと思ったら目に入ったのが神座だった。ひさしぶりに食べたいなと思い入ると、カウンターで注文、会計を済ませてテーブルに座るという洒落た仕様になっていた。名前もカムクラダイニングというらしい。他の店舗と比べてメニューが豊富なのだろう。神座さんもいろいろやってますね。
入って右側はぐるりと一周カウンター席になっていて、真ん中が厨房になっている。左手はテーブル席だったのでカウンターのほうに向かい空いていた席に腰をおろす。目の前の厨房では調理担当の店員さんたちが10名ほどおり、みな和気あいあいと楽しそうに仕事をしていた。飲食チェーンのオープンキッチンでは私語厳禁などの堅苦しい企業体質があるんじゃないかと勝手に思っていたので、社員なのかバイトなのかわからないが楽しそうにやっているのはなんだかよかった。
注文したのは人気No.1とあった「小チャーシュー煮玉子ラーメン」(1,080円)。
いまさら神座のラーメンについてあれこれ語るというのも難しい。あっさり醤油に野菜の甘みが出た優しくて癖になるスープがこのラーメンの特徴である。といった当たり前の話になってしまう。
あー、これこれとスープを飲み、麺をすする。
麺が異常にぷりぷりしている。最近の神座事情はまったく知らないが、おそらく自社工場があって完全に品質を均一化した結果なのだろうなと思う。
チャーシュー、煮玉子は食べなれた味。
ただ白菜が相変わらずおいしい。これが神座なんだよなあ。
スープにニラをのせるのも定番。
これで少し味を濃くして最後までいっきにいただく。いやあ、安定だな。これからもきっと定期的に食べてしまうのだろう。なくなってほしくないラーメンである。