らーめんとしょうが焼き あの小宮でタレ中華と生姜焼き(渋谷)
あの小宮がしょうが焼きをはじめたと聞いて、なにそれおもしろそうと普段はまったく近寄らない渋谷にやってきた。
駅から直結のMAGNET by SHIBUYA109という建物に入っている。この施設がなんなのかはまったく分からないが、109とあるのでかわいらしいおべべなどを売る店がたくさんはいったところなのだろうと思う。なぜこんなところに。
お店は広くてテーブル席も豊富。11時半頃に入店したらすんなり座れたが、12時を過ぎるとビジネスマンらしき人達で満席になっていた。
事前にメニューは予習をしていたので、券売機で迷わず「たれ中華」(780円)と「生姜焼き」単品(600円)の食券を購入。お値段はそこそこしちゃったけど、どうしても両方食べたくて。
まずは先に生姜焼きがやってくる。
タレは醤油、塩、味噌、スタミナの4種類から選べる。今回はオーソックスに醤油をいただいた。この生姜焼きには「ふわふわ新食感のしょうが焼き」という煽りがあって、生姜焼きがふわふわとな、そして新食感とな、とまんまと策略にはまってしまった。そんなこと言われた食べたいじゃない。
豚肉がふわふわとはどういうことなんだと食べてみると、確かにふわっとしている。ただ表現としては「軽い」というほうが妥当か。生姜焼きとしてはおいしい。味もしっかりとついているし、玉ねぎもたくさん入っている。なんだかひさしぶりに生姜焼きを食べたけれど、やっぱりおいしい。
たれ中華もやってきた。
写真にはないのだが、升に入った鰹節を店員さんが目の前でかけてくれる。ちょうど目の前には鰹節の削り器が見える。玉もそうだったけど、最近は鰹節が流行っているのかしら。
そしておもしろいのはアツアツのタレが瓶に入って提供されるということだ。
いっしょに軍手もおかれる。タレを自分でかけるという体験型のまぜそばというのは初めての経験。
軍手をつけて瓶のふたをあけ、丼に注ぐと中から生卵も出てきた。
これをよくかき混ぜていただきます。動物系のタレに鰹節が合わさって、旨味丸出しである。まぜそば、油そばとは方向性が違った食べさせ方だと思う。
麺は中太ストレート。ラーメンは平打ちだそうだが、こちらは丸麺。もっちり噛み応えがあって、とてもいい食感だ。
具材にかつおチップスというものがあって、これが食感と味にアクセントをつけてくれる。
最初は堅い鰹節だなあと思っていたのだが、メニュー表のおつまみにかつおチップスとあって気付いた。おつまみで食べるくらいだが旨味もあるし、味も濃い。そんなものがたまに口の中に入ってくるのである。おおう!ってなる。
チャーシューも大きめものが3枚入っていて、食べ応えがあった。
生姜焼きもあってか後半はお腹いっぱいになっていたが、最後までいただきたいということで割りスープをいただく
徳利で出てきたスープをかけると中からふわふわの玉子が。こりゃあええわい。最後までおいしくいただきました。
いろいろなギミックが搭載された店で新鮮な驚きがあった。店主さんの遊び心なんだろう。楽しい時間だった。