あっちち本舗で醤油マヨネーズたこ焼き(大阪府・難波)
夜の難波をふらふら歩く。たこ焼きを食べて帰ろうかしらと思い、周囲を見回す。大阪、特に大きな町であればたこ焼き屋がどこにでもあるのが大阪のいいところだ。深夜にもかかわらず行列になっている店があった。
派手な外観。「あっちち本舗」というベタな店名。わかりやすいのかアジア系の観光客が大勢押し寄せていた。10人ほどは並んでいるし、周辺でたくさんの人がたこ焼きを食べている。メニューも英語、中国語、韓国語と対応していて、メニューだけでなくトッピングの説明などもある。
列に並んで10分ほどで注文できた。一番人気という「醤油マヨネーズ」は8個で500円。もはや大阪でもこのくらいの価格が標準なのだろうと諦めた。
小さなテーブルは外国人でいっぱいだったので道頓堀のそばまでおりてネオンを眺めながら食べることにした。
薄く醤油が塗られて、マヨネーズ、青ネギ、鰹節がたっぷりかかっている。なぜか紅ショウガが添えられている。さっそくいただきます。
食感はカリッと系。しかしカリッとするのは一瞬だけで中はとろりとなっている。いわゆる大阪でおいしいといわれているたこ焼きの食感だ。個人的な好みでいえばもう少し焼きが弱くていい。外側も内側も少し硬すぎる印象。このあたりは焼いている人にもよるんだろうけれど。
醤油味ということで生地の出汁感もしっかり感じられるし、ソースで差別化せずに醤油を推すというのは悪くない選択肢に思える。
外国人客にこれだけ親切で、かつたこ焼きのおいしさも分かりやすい。行列ができるのも納得できる。道頓堀のネオンもいい演出だなと思う。ミナミの帝王のエンディング感を演じつつ、僕も夜の街に消えていきたいものである。
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