マンチズ バーガー シャックで自家製ベーコンチーズバーガー(芝公園・浜松町)
浜松町で所用があった。ふと「あれ、浜松町に行きたいお店があったはず」と思い出し、行きたいお店リストを見返すとこちらのお店がリストアップされていた。そうなるともう目的が浜松町で用事を済ますことではなく、ハンバーガーを食べることにすり替わってしまうから困ったもんだ。
用事が終わって、さて行こうと地図で調べると浜松町からは割と遠いことを知る。この日は35度を超える猛暑日だった。これで行列だったらどうしようという不安と汗だくのシャツをまとってテクテク歩く。
昼時だったが幸い行列はなかった。1年前くらいはとんでもない並びと聞いていたが、最近は落ち着いているのか。空調のきいた店内に入って、まずはレジで先に注文をする。一番人気は「アボカドチーズバーガー」(1,350円)ということだったが、個人的な好みで「自家製ベーコンチーズバーガー」(1,500円)とコーラを注文。というか、どの店でも同じようなもの注文している気がするのでちょっと反省。
一番奥の席に座り、しばし待つ。
先に出てきたコーラは炭酸がほぼなかったが、ハンバーガーに比べればそれくらい些末なことなのでそのまま飲む。
ハンバーガーがやってきた。
バンズの焼きが強い、というのが最初の感想。すごいな、この焼き色。そこそこハンバーガー食べたがここまでは初めてかもしれない。もちろん食感はカリカリで、中はもっちりしている。うん、おいしい。
そしてこのぶっといベーコンである。パティよりベーコンが主役になりそうなハンバーガーだ。これをいっきに頬張ると口の中が肉だらけになる。パティ自体も粗挽きで肉肉しているところに、このベーコンだからもう罪悪感すらある。こんなに肉を食べていいのかしら。
トマトがなんとなくバランスをとってくれていたのだけれど、トマトのフチの部分を噛み切れずに残りの半分くらいをいっきに食べてしまった後は、もう肉の歯止めがきかなくなってずっと肉を食べている感覚になる。圧倒的な肉のおいしさで最後までもっていく感覚はすごい。これはむしろパティダブルにすべきだったんじゃないかという葛藤がある。たぶんしなくてよかった。
ハンバーガーを食べ歩いている知人が「ここのハンバーガーが東京で一番うまい」と言っていたことがあって、なるほど、そう言わせるだけの力強さはあるなと思った。このパワーバーガーははまってしまいそうで怖い。