T2 SHISHA CAFFE TRIBEでシーシャ(五反田)
友人がシーシャが吸いたいというから、現在地から近くのシーシャバーを探す。五反田駅の西側。ラブホテルが並んでいるあたりを少し進んだ先のビルに入っていた。
エレベーターをあがって入りづらいドアを開けると、甘い香りが充満している。まるで普通の部屋のようだ。薄暗い中にソファとテーブルがいくつかおかれている。
店主さんの「お好きな席にどうぞ」という言葉に甘えて、3人掛けのソファを使わせてもらう。飲み足りなかったのでウォッカトニックを注文。
メニュー表を見るととんでもない種類のフレーバーがある。シーシャに明るくない僕にかわって友人が注文してくれる。
注文は「パッションフルーツ、キウイ、プラム」だそうだ。シーシャというのはそんなにフルーティーなものだったのか。おもしろい。
例のパイプのような器具が設置される。店主さんがいろいろとセッティングしてくれて、それが終わるとホースの部分を渡してくれた。友人と回し吸いをすると、なんだか退廃的な気分になる。自分はとんでもないドラッグを手を出しているんじゃないかという不安に襲われるが、ただの水たばこである。
何度か吸っていると店主さんがやってきて、いろいろと調整してくれる。お客さんが少ないのでいろいろとお世話をしてくれているようだ。
シーシャ初心者なのでおいしい吸い方を聞いてみると、煙のフレーバーを楽しむものなので、もわっと煙を吐き出したほうがいいらしい。そのためには水がぶくぶくというくらい、思い切って吸い込む必要があるそうだ。肺まで入れる必要はなく、煙を吐き出すことのほうが重要とのこと。
教わった通りにぶくぶく吸うと、ゲホッとむせてしまった。中学生の初タバコか。非喫煙者なのでなかなか感覚が掴めない。なんとなく煙を吐き出すことができるようになると今度は少し頭が痛くなってきた。
どんどんソファからずり下がって、身体が弛緩していく。2,3度吸ってホースを友人に渡し、友人が2,3度吸うとまた戻ってくる。なんちゅう堕落。
気付けば1時間ほど経っていた。これ以上いると雰囲気にやられそうだ。店を出て扉を閉めると五反田の街がある。なんだか現実に戻ってきた感じ。いいトリップだったよ。