下松ラーメン 五ツ星で下松ラーメン(小川町・神田)
お恥ずかしながら下松ラーメンというものをいままで知らなかった。「くだまつ」と読むらしい。山口県のご当地ラーメンで、牛骨醤油という珍しいジャンルのスープが基本らしい。
そんな下松ラーメンの専門店が東京にもできた。というと事前に調べていたかのような書き方だが実は食べてみるまでどんなラーメンが出てくるのかまったく知らなかった。店頭に下松ラーメンの説明書きがあったのだが、それにも気付かず。
オープン初日ということでキレイな店内に入るとほぼ満席。2人がけのテーブル席がひとつあるだけであとは壁に向かって座るカウンターのみ。厨房は奥にある。券売機でラーメン並(680円)と味玉(100円)の食券を購入して女将さんに渡す。
出てきたラーメンの香りをかいでようやくこれが牛骨スープだということを知る。
遅い。というか「あれ、これ牛骨だよね。そうだよね。そういうやつ?」みたいな自問を頭の中でぐるぐるまわして理解しながら食べる。
麺は中太ストレートで弾力と歯切れがいい低加水タイプ。下松ラーメンの本場の味がわからないが、おそらく自家配合で作っているPBだと思うので近い食感を東京風にしているのだろう。
チャーシューは薄くスライスされた豚肉。柔らかくて食べやすいし、この牛骨スープと絡めて食べるとおいしい。
味玉は割と硬めな仕上がり。
その他の具材としてはもやしが入っている。牛骨ラーメンはあまり食べていないが、シャキシャキした食感のもやしがすごくスープと合っていて自然と受け入れられる。なんとなく昔から知っていたような味と食べ合わせが癖になる。
なんとなく後を引く濃厚な味でほとんどスープも飲み干してしまった。下松ラーメン、おいしかったです。