新橋元楽で元らーめん(新橋)
10年くらい前、蔵前に引っ越した。当時はあまりラーメンには詳しくなかったのだけれど、どうやら有名なラーメン屋さんが近所にあるらしいという噂を聞いたのが元楽にいった最初だ。とても良い雰囲気のラーメン屋さんで蔵前という町にもよく合っていた。蔵前がとても好きな町になった。
ところが引っ越して3か月ほどで転勤になってしまい泣く泣く蔵前を離れることになった。それでも数か月に一度の東京出張の度に飛行機でやってきては元楽に通っていた。おいしくて中毒性があるのだけど、それよりもラーメン作ってくれるおじさんたちの雰囲気がとてもよかったのだ。
元楽にも支店があるんですね。知らなかった。新橋で何か食べようと思ったらなんと元楽があるじゃないか。ひさしぶりに食べたくなってやってきた。
店構えは蔵前とは違っているが、床のベタベタ具合は似ている。とても床に荷物をおけない感じがいい。
券売機にでかでかと「ランチタイム限定ぶためしセット」と書かれている。元楽に来た時点でヘルシーさを求めるわけがないから、ついついカロリーオーバー間違いなしであろうそれを注文してしまった。980円はいい値段設定だ。
まずはぶためしからやってきた。しっかり味のついた豚と大量の海苔がのっている。チャーシューの切れ端を使っているのかな。
卓上にはマヨネーズがあって、これをかけるらしい。すごい。カロリーに貪欲である。
さてさてラーメン。ああ、これこれ。丼がもうベトベトなのである。この潔さがすごい。何もしらないでこの店に入った人はこれをどう思うのか興味あるところである。見た目のカロリーは53万kcalぐらいありそうだ。
スープは層のようになっていて表面に背脂が浮かんでいるが、中には濃い醤油が隠れている。これをぐいぐい混ぜてずずずっと下品にすする。甘じょっぱい。相変わらずすごい。すごい。喉の渇きが。
麺ももはや醤油でできているようである。色もちょっと醤油っぽいし。これは麺というか背脂を摂取するための道具だ。
周囲に背脂をまき散らしながらがんがんに麺をすすり、スープを飲む。なんておいしいんだ。こんなの中毒になるに決まっている。直接に人間の脳に働きかけてくるような味。元楽沼に入ってしまうとなかなか抜けられないからほどほどにしておくことをおすすめする。
自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 新木伸,ていやん,卵の黄身
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/02/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る