たいやき神田達磨 本店でカスタードたい焼き(神田・小川町)
たい焼きのカスタードが好きだっていうのはなんとなく邪道感があるのでナイショにしている。もちろん餡子も好きだし、有名店にいけばとりあえず餡子を注文する。しかしカスタードが好きというのは抗えない個人の嗜好であり、ちょっと小腹が空いた午後3時などにはもうカスタード一択という有様である。
とはいえ老舗のたい焼き屋などは餡子のみという硬派な店も多いから街中でたい焼き屋を見つけても油断はできない。うっかりカスタードの口で近寄ってしまい、餡子しかないとなった場合のダメージは大きい。しっかりとメニューを確認してから気持ちを作っていくことが重要である。
その点こちらの神田達磨さんはカスタードが標準で用意されているため安心である。神保町周辺はカレー屋が多いものだから辛いものを食べたあとに甘いものということでたい焼き屋さんがたくさん用意されている。そういったときにこちらへくれば間違いなくカスタードが食べられるという寸法だ。
というわけで今回もカレー屋からのたい焼き。お店はワンオペのときも多く、焼きたてはあまり期待してはいけない。
羽根つきとはいえパリッとしていないこともままあり、むしろしっとりもちっとした食感を頭においておくと吉。何事も先入観を持たないようにすることは人生最大のライフハックであろう。
そうした頭の下準備をしてカスタードをがぶりといただければ、溢れ出るクリームを存分に楽しむことができる。かなり甘めなのでおやつとしてはぴったの罪悪感だ。この甘さを期待してまた食べてしまう。カレーからのたい焼きからのコーヒーという最強コンボを完成させよう。