小春軒で特製かつ丼(人形町)
変わったカツ丼があるというのを聞いてやってきた。玉ひでの親子丼に後ろ髪ひかれつつ入店。
ほぼ満席だったので4人テーブルで相席で。カバンを床においたら元気なお母さんが「そこの棚にのっけちゃっていいわよ」といってくれる。ありがとうございます。
最初っから決めていた小春軒特製かつ丼(1,300円)を注文。みんなかつ丼目当てにきているものだと思っていたのだが、注文はそれぞれでどちらかといえば特製盛合わせが多かった。
お母さんが熱いから気を付けてねとセットのしじみ汁をおいてくれる。あったかさにほっとする。そしてお待ちかねのかつ丼である。
これが洋食屋さんのかつ丼かと驚きとともに納得してしまう彩りのよさである。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、グリーンピースが入っていて目にも楽しい。真ん中にはドーンと目玉焼き。
カツはスティック上になっていて食べやすい。タレがしっかりと染みているのだけれど、なんとなく普通のかつ丼とは違うコクのようなものを感じる。なんだったんだろう。洋食的な隠し味があるのかもしれない。かつ丼という昔から知っているメニューの再解釈をしている気分。
上品というわけではなくて、なんとなくかわいらしくて食べやすいかつ丼。じゅわっとしてるんじゃなくて、ふわーっとしてるというか。余計わかりづらくなったけど、そういうアレです。おいしかった。かわいらしいお母さんの接客なんかも含めて、なんだか幸せな気持ちにさせてくれるお店で、行ってよかったなと思った。