レストランカタヤマでステーキ(東向島)
白髭橋近くに有名な洋食屋さんがあっていつも混んでいるという噂を聞いた。そうはいっても駅から遠いし、平日だったら入れるだろうと高を括って訪れてみたら、ものすごい自転車の数が遠くから見える。お店の横に専用の待合室みたいなものがあり、そこにたくさんの人がいる。あらーと思いながらも、念のためお店のひとにどのくらい待つか聞いてみたところ、カウンターであればすぐに案内できるとのこと。待っていたのは家族連れの方ばかりだったらしい。
カウンターでメニューを開くとものすごいステーキの量。
肉の種類も多いし、50g単位で重量を選べるということもあってステーキのページ数がえらいことになっている。事前に予習をしていて、リーンステーキを注文しようと決めていたからよかったものの、いきなりこれを見たら何を頼んだらいいかわからないだろう。
さて注文しようという段になって、前を見ると「牡蠣」の貼り紙。いやあ、牡蠣食べたいよ。メニューにも牡蠣フライとのセットメニューがある。だが、牡蠣バターのほうが食べたい。店員さんに牡蠣バターを単品で注文できるかと聞いたところ、「できますよ。セットメニューを牡蠣バターに変更することもできます」ということだったので、結局リーン牡蠣ステーキの200gを注文。
ビールを飲みながらカウンターから厨房を眺めていると、中では若いコックさんたちが流れるようにステーキを切り、皿に並べている。昔ながらの下町洋食屋さんを想像していたし、外観なんかはそうなんだけど、レストランの規模としてはとても大きいのだと思う。これだけのお客さんを捌いているのだから当然か。
そうこうしていると鉄板がはこばれてきた。ステーキに牡蠣バターが2つ。ポテト、ナポリタンにミックスベジタブルとバランスよく並んでいる。これにライス、味噌汁、サラダがついてくる。
ステーキの焼き加減はウェルダン。特殊なカッティングされているらしく、とても柔らかい。
オージービーフでも十分ということを聞いていたが、その通りでこれぐらい弾力があって肉肉しいほうがステーキを食べている感じはある。かといって口に残るような筋はまったくなくて、食べやすい。ボリュームも200gでちょうどよかった。
牡蠣バターもしっかり味がついているし、肉厚でぷりっとした牡蠣でおかずとして最高。これはもしかして最高の組み合わせを選んでしまったのではないだろうか。
これでお代は3000円弱である。もしかしてすごいことなんじゃあないだろうかと思う。人気店である理由が分かる。これはみんな自転車でくるわ。
ちなみに隣に座った方が1000gのステーキを食べていた。すごい。1kgだ。そうなると鉄板はほぼ肉で埋め尽くされて、断崖のようになっていた。ここはステーキに挑む場所なんだな。